
農産物直売所クラフトさんへお買い物がてら、道の駅やちよで5/21〜22と2日間に渡り開催されたイベント、「初夏のトマトフェア」へ立ち寄ってきました!
今日の午前中は晴れやかでしたが、昨日は生憎の雨。イベントに来る方が少なかったのかしら?と伺いましたが、直売所は天気にあまり左右されないようで、結構な賑わいだったようです。
⇒早耳情報/道の駅やちよ「初夏のトマトまつり」5/21、22開催!

↑ 週末に比べたら、ゆっくり買い物はできそうですが・・・それでもやっぱりお客さんは一杯!
ふるさとステーションの中央あたりに、がっつりイベント会場が設けられている、というわけではなく。
クラフト側の通路脇に長テーブルが置かれて、そこで「水の浮き沈みで、お好みのトマトを見分けよう!」的な実験スタイルのコーナーがある、というのがいつもと違うくらい。
春や秋の収穫祭のような、がっつりとしたイベントじゃないけれど、親しみを持って気軽に立ち寄れるといった雰囲気の催しです。
水槽前でトマトの説明をしている方と目が合いまして、まずはこのブースから楽しませていただきました。
なんといっても私、トマトについては直売所レポートで毎年のようにご紹介していますからね。むしろ、知らないことのほうが少ないわよ!と、やや上からで聞きに入ったんですけれども・・・
『トマトはモノによって沈んだり浮いたりするんですが、それで甘さが分かるわけじゃないんですよ。』

な、なんですって?!!
沈むのが甘いんじゃないの?!
ワタシ、てっきり「沈むトマト=実がしっかり詰まって、甘く濃いトマト」だとばっかり思っていたんですけれども、実際に糖度計で測ってみればどちらも同じ糖度ではないですか!
浮くのは、単に「中に空洞が出来ている=ゼリーが入っていない部分がある」ということ。
まあるいトマトは、大抵ゼリー部分が均一に入っていて沈みやすいようですが、一部が変形していたり平らになっているものは、写真のように空洞になっていて空気が入り、水で浮くんだそう。

↑ どちらも糖度は6.0で、差がありません!
ゼリー部分が好きな方は沈むようなトマトを選ぶと良いし、逆に苦手な方は浮くトマトを選べばお好みのトマトが味わえるということなんです。また、お料理によっては、例えばサンドイッチに挟むスライストマトだとゼリーの無いものが扱いやすいですし、わざわざトマトの種を取ってから調理するようなレシピには、ちょっと水に浮かばせてから切るトマトを選ぶとラクチン。
じゃあ、甘いトマトかどうかの見分け方って、どうしたらいいんでしょうね?
『トマトの甘さは、作り方でほぼ決まってしまうんですよ。例えば、水や肥料をたくさんやれば収量は増えるけれど、味はぼやけてしまう。けれども、あまりに味にこだわりすぎても数が取れないから生産者は厳しくなりますから、どこまで追求するかは農家の方のさじ加減ですね。』
一番良いのは、食べ比べて自分の好みの生産者のトマトを購入するのがハズレないとか。
同じももたろうの品種でも、作り方で全然甘さやコクが変わってくるから、出来れば複数の生産者のトマトを一度に購入して食べ比べて、次回以降のチョイスの参考にしてみるのがオススメ!
また、年に何回か行われている生産者投票で上位になった農家さんのものを選んでみるという手も。

↑ 水槽の前では、ついお客さんも足を止めてしまいます。日頃なかなか聞けないトマトの選び方を、皆さん質問しながら熱心に聞き入っていました。
熟したトマトを、皮のまま丸ごとミキサーでジュースにしたものが、試飲コーナーで配られていました。
↓ 味付けも水も一切無し!トマトそのまま。

さすがコクのある濃厚なトマトが使われているだけあって、ジュースになってもビックリするくらいトマトが濃い!サラッと飲めて、あとからトマトらしい香りが広がってきます。
これならご自宅でも楽しめますね。
青みの少ない、完熟のトマトを選んでミキサーにかければOK!
この日は、トマトは一袋250円程度と、4月に比べてまたグッと価格が安くなってしました。この時期はトマトを大量消費するのにもってこいですね。

そうそう、プチシャンテリーのトマトアイスもチェックしてきましたよ!

春トマトが旬なこの時期限定で、トマトアイスクリームを290円で販売しているのですが、このトマトフェア期間中は200円!
定番の牛乳アイスに、果肉感を残したトマトが練り込んであって、さらにそこへ仕上げにオリジナルのトマトソースをかけて出来上がり。ソースは木で完熟したトマトを、特別に農家さんに用意していただいて使っているそうです。普通は食感が緩んで売り場には出せない状態ですが、こうやってソースにするにはもってこい!少量の砂糖と塩を加えるだけで、ほぼトマトそのものの甘さを生かしたソースになっているんです。
ソースだけを口にすると、濃厚で甘い果実のジャムのよう!
そこに、さらに甘いアイスクリームが合わさって初めてトマトらしい酸味が生まれ、いつもの濃厚牛乳アイスにパンチが効いてきます。食感にトマトの果肉も加わって、最後まで味の変化が楽しめる魅力的なトマトアイスでした。
まだあと1週間くらいは販売されるようですが、気になる方はお早目にお試しを!
↓ カップで頂きました。牛乳アイスをベースに試行錯誤して作られた、オリジナルです。

いつも、買い物だけを済ませる場所でしたが、こうやってちょっと立ち寄れるイベントがあると、普段は聞けない野菜のあれこれを気軽に質問できたり、新鮮野菜の新しい楽しみ方を発見できたりと、面白いですね!
道の駅やちよでは、今後もこうしたプチイベントをなるべくたくさん開催したいとのこと。
また機会があったら、イベントに合わせて買い物してみようかしら!