2017年10月01日

「2017やちよの梨味自慢コンテスト」の結果!

週末、新高(にいたか)と秋月(あきづき)をもとめて「果秀園(かしゅうえん)」さんに行ってきました!
駐車場の目の前には、緑と紫が入り混じる葡萄棚。
直売所の店頭は、大玉の新高一色!
すっかり梨園の季節も終盤です。
⇒果秀園さんレポートはこちら

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↑ 購入した秋月。これだけ入って一袋1,000円!

果秀園の白井さんから、今年はもう忘れられちゃったかと思ったよー、なんて声を掛けられてしまいました。いつも豊水の時期に立ち寄るので、新高を手にするのはひさびさ!
八千代の新高って、近年は全般的に樹齢が上がってきているせいか、ガリガリ感が穏やかになってきて食感が良くオススメなんだという話を去年あたりに耳にしていたので、気になっていたんです。

けれども、豊水の時期も来ればよかった!
なんと、今年の味自慢コンテストで、果秀園さんが2位だったんですってー!
『今年の豊水の八千代市長賞!取り損ねちゃったんだよー!』と悔しそう。

ちなみに、今年の1位は櫻井梨園さん!
櫻井さんのところには、今年は早い時期に幸水を買いに行っていました。豊水もなかなか良い出来になりそうだとおっしゃっていましたが、八千代市長賞とはー!
⇒櫻井梨園さんのレポート

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↑ カットした新高。奥の梨は、左側が新高(傷がついてしまったものを頂きました。ちゃんと店頭で販売されているのはキレイな玉ですよ!)で、右側が秋月。

冷蔵庫に入れて冷やして、その日の夜に早速頂きました!
果秀園さんの梨は、なんといっても見た目に違いが分かるキメの細かさ。カットした断面がとても繊細で、滑らかな食感が特長です。
ざらつきのある新高ですら、なんでこんなに粒が細かく滑らかなのかとビックリするほど!
私は深いコクと酸味のバランスが楽しめる豊水が一番お気に入りなのですが、久々に口にした新高の濃厚な甘さとボリュームに感激。

秋月は、幸水っぽさのある品種。
酸味がとても少なくて、豊水の芯に近いあたりにある独特の酸味がニガテななび夫さんもお気に入りです。食べてみると、爽やかな甘みのあとに、味付けをしていないアラレ煎餅のような、面白い風味が追っかけやってきます。

そろそろ終了の直売所も出てくる梨シーズンですが、10月中旬から出回る王秋(おうしゅう)もお気に入りの品種なんです。今回の果秀園さんのほか、道の駅直売所でも取り扱っていますよ!
大好きな梨、あともう少し八千代産を楽しめそう!


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2014年09月29日

イタリアン「8”North(エイトノース)」でパニパニスコーンが食べられるそうです。

やちなびで取材させていただいてから、子どもたちもワタシもお気に入りのスコーン専門店「パニパニ」さん。直接お店に注文したり、工房販売デーで入手するほかは、何かのイベントで特別に出会える貴重なスコーンでしたが。

なんと!
最近は、船橋や佐倉、市川にあるカフェでもメニューとして出されたりしているんですって!
そして今回、八千代市内のイタリアンでもカフェタイムメニューに加わることになったそうです。

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勝田台駅北口にある「8”NORTH(エイトノース)」というイタリアンです。
ランチとディナーの間に、月・金〜日限定でカフェタイムがあるのですが、その時間帯限定で常時6〜8種類ものパニパニさんのスコーンがチョイスできるんですって!
『毎週土曜の工房販売デーになかなか足を運べない方や、直接注文する前にちょっとどんなスコーンなのかお試ししたい方はぜひ!』とパニパニさん。

そうそう、こちらのカフェタイムで元々提供されていたシフォンケーキが絶品だった!とパニパニさんがおっしゃってましたよ!季節によって違った種類のシフォンケーキが出されているようですが、パニパニさんが口にしたのはプレーン味。
『ふわふわ、しっとり、かーるい食感、かつ上品なお味で本当に美味しかった!シフォンに添えたクリームが、これまた美味しー!これまで私が食べたシフォンケーキの中でダントツのナンバーワンです。 』と絶賛されていました!!

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スコーンもシフォンケーキも、どちらも魅力的!
スイーツは別腹。
ぜひどちらも、お試しあれ。

●イタリアンダイニング 8”NORTH(エイトノース)
【所在地】千葉県八千代市 勝田台北1-3-19 新緑ビル1F(地図
【最寄駅】東葉勝田台駅徒歩1分 または 京成勝田台駅北口を出て直進、徒歩3分
【カフェタイム】金・土・日・月/14:30〜17:30
【TEL】047-480-2800(担当:今野)
※スコーンのお問い合わせは14:30〜17:30の間でお願いします。

〔関連レポート〕
スコーン専門店「Scone Kitchen パニパニ」
posted by やちなび子 at 23:13 | 千葉 | Comment(0) | やちなび取材のおまけ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月07日

2014「やちよの梨 味自慢コンテスト」に行ってきました!

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緑が丘のイオンで開催された、梨の共進会「やちよの梨 味自慢コンテスト」に行ってきました!
梨栽培が八千代で始まってから丁度100年という記念すべき年ということで、JA八千代市や梨業組合の方々も大々的にアピール。
いつもとは一味違ったイベントとなりました!

↓ 100年記念の梨ポスター!
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まいぷれさんにお願いして、100年を記念して公式に市内全梨園を網羅したマップも作ったそうです!こうして情報が充実してくれるのは有り難いですね!
私が梨園めぐりを始めた頃はこういった情報がなかったので、やちなびで作ってましたが・・・そろそろ梨マップづくりも卒業の時期かしら??
次は何のマップにしようか、何か市内でまとまっていない情報を考えてみましょう。
⇒「やちよ梨100年記念公式マップ」


今回の目玉は、入賞梨が1箱まるまるもらえる大じゃんけん大会!
先着200名が参加できるとあって、10時から配布される参加券を求めて9時半過ぎには行列が出来ていました。
例年通り、10時からはクイズコーナーも用意されましたが、こちらの景品が今回は梨1個プレゼント!いつもはシールやファイルだったので、前を通りがかった人が何となく立ち寄って・・・という程度の集客だったのですが、景品が違うとこうも異なるのか?!早々にスタンバイする列が!

↓ 10時をまわり、いよいよイベントスタート!
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↓ クイズコーナーには、大人向けクイズ(先着100名)と、子ども向けクイズの2種類用意。
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↓ 全体的にはこんな感じ!!
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とにかく、スタートダッシュが凄かった!

クイズに答えて梨がもらえるコーナーは、開始7分後に「先着100名に到達しましたので、終了となりまーす!」のアナウンスが!!?
はっやー!!

↓子供向けのクイズは、景品がシールやメモ帳で沢山用意があったため、11時の終了までコーナーがありました。
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9時半過ぎ頃から出品梨の審査が行われていました。

審査を行うのは、例年どおり千葉県農業事務所の普及指導員さん2名。
味自慢コンテストの出品条件も同じく、豊水(ほうすい)4Lサイズ12玉です。八千代市内にある梨園68軒のうち、参加した48軒分の梨が審査対象となります。

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⇒審査方法は、昨年のレポートで詳しく紹介しています。

まずは出品された箱すべてを糖度計で計り、数値が高かった上位25点が会場で見た目や食味審査の対象になります。今回も平均は12〜13度とかなり高い!!
昨年に引き続き、15度台をマークした梨があったそうです。

この中から、さらにカタチが揃っているか?色味はどうか?といった見た目の審査で、17点に絞り込みます。この17点はそれぞれ賞の名前が付く、入賞作品とされますが、この中でも順位をきちんとつけるために少しずつカットしたものを食味していき、糖度が高くても甘味・酸味のバランス、食感の良し悪しで決めて行きます。

↓ 「ゆるキャラグランプリ2014」エントリー中のやっちも審査?!
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そうして選ばれた、2014やちよの梨 味自慢コンテスト1位「八千代市長賞」に見事輝いたのは・・・

もぎたての味 櫻井梨園」の櫻井正浩さん!!
平成19年には、千葉なし味自慢コンテストで農林水産大臣賞(1位)を受賞するという、八千代初の快挙を成し遂げた櫻井さんです。
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2位以降の受賞者は、次のとおりとなりました。

2位「千葉県園芸協会長賞」は山田貴弘さん(「山田梨園」直売所:大和田新田960/イオンから高津団地方面へ向かう通りの左手住宅街の中。047-459-1851)
3位「八千代市議会長賞」は小林智さん(「ヤマ長 小林梨園」直売所:上高野237/047-483-2027)
4位「千葉県果樹園芸組合連合会長賞」は宮ア徹さん(⇒マルト梨園) 
5位「八千代市農業協同組合長賞」は加藤浩康さん(⇒幸果園
6位「千葉農業事務所長賞」は宮崎達雄さん(「マルナカ梨園」直売所:村上745/047-484-8392)
7位「八千代市園芸協会長賞」は斎藤誠さん(「斎藤農園」直売所:八千代市麦丸1127/JA八千代市の裏手側、農道沿いの左側にあります。047-450-7834)

8位 「丸勘梨園」の宮ア真一郎さん
9位 「江口梨園(昨年1位)」の江口政則さん
10位 「山崎園(村上735/英和高校のテニスコート前)」の山ア政夫さん
11位 「山中園」の斎藤裕之さん
12位 「マルツ 綱島梨園」の綱島弘史さん
13位 「丸新梨園」の宮ア修一さん

以降、全18の賞が無事決まりました!

↓ 入賞した梨も含めて、今回出品された梨は(1位〜5位の梨を除いて)、全て3個500円で販売されました。
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今回の総評について、審査を担当された農業事務所の方にお話を伺いました。
『全体的に、青みのある色づきの悪い梨がほとんど見られませんでした。今年は日照条件も良く、どの梨も十分な生育状況だったようで、うるみも少なかった様子。特に最終審査の対象となった17点については、中途半端な味わいのものがほとんどなく、それぞれに個性が強くあって本当に悩みましたが・・・糖度はもちろん、甘味と酸味のバランスが取れて、特に粒と色づきの揃いが良かった櫻井さんの梨を1位としました。』

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入賞梨が決まったところで、いよいよ11時半から1位〜5位の梨まるまる1箱を賭けて、大じゃんけん大会がスタート!!5位受賞者「幸果園」さんの梨から順番に、200名が一斉にやっちとじゃーんけーんぽん!

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↑ やっちは「ぐーちょきぱー」の3枚のカードを出して、勝負!!

さっすが・・・
200人ともなると、なっかなか決まらずドキドキ。
これ、4位の箱、3位の箱・・・と、負けても次の箱で参加できるんですが、うまくやり方が伝わっていなかったようで、上から見ていたら5位の箱で負けた人が結構帰っていた・・・!!!待ってー!
4位以降に参加していた方は、少しチャンスが近づいた?!


2位の箱をもらえる方が決まったところで、八千代市長がご登場。
挨拶に引き続き、1位受賞者への表彰式となりました。

↓ 秋葉市長からのお話。
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↓ 櫻井さんへ、「八千代市長賞」が授与されました!おめでとうございます!
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櫻井さんは、以前にも一度八千代市長賞を受賞されていて、今回が2回目。
ご感想を伺うと、
『何度もらっても、嬉しいものですね!今年は小玉傾向にありましたが糖度が高くて、幸水の時期からずっと全体的に甘い梨の年になっています。
とにかく、肥料など栽培方法にそれぞれコツがあると思いますが、最終的には「収穫のタイミング」がその梨の味を左右する大きなポイント。収穫が早ければ、シャリ感は出ますが甘味に欠けるし、過熟すぎると甘くても歯ごたえが物足りなくなります。色づきを見て、経験からここがベスト!と思う梨だけを収穫しているので、手間はかかりますが美味しい梨を皆さんに召し上がって頂くためにれからも頑張ります!』

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櫻井さんの梨は、最近ではヤオコーやヨークマートなど、スーパーの直売所コーナーでも見かけることができるんです。実際、直売所で購入する梨と違いはあるのか気になっていたんですが・・・

全く、違わないそうです!

ちゃんと朝採りのものを並べていて、直売所で買うものと同じ新鮮な梨だそう。
ただ、直売所だと大玉を求めていらっしゃる方が多い反面、スーパーだと同じキロ数なら多く入っている方が人気で、小玉が好まれる傾向にあるのでそういう梨を卸しているとか。

あえて違いを言えば、スーパーのほうが当然割高に。
直売所ならもっと安く手に入れられるので、お近くに行かれる際にはぜひ櫻井梨園さんへ足を運んでみては?!(朝は収穫作業でいらっしゃらず、他の直売所よりちょっと遅い12時半オープンなのでご注意を!)

⇒八千代ナビ!やちよの梨園マップはこちら
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2014年09月05日

直売所から梨が箱で届いたら。

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八千代の8月〜10月は、梨の季節!

市内にたくさんある直売所では、ご自宅用に袋入りを購入される方もいらっしゃいますが、贈り物として箱の送付をお願いしに行くケースが多いのでは。
でも、なかなか自分のところに箱入り梨が届くことって・・・無いんですよね。
だから、先方にどんな感じで届いているのかって、ちょっと気になったりするのです。

そんな矢先、なんと我が家にも八千代の梨が、届いたー!!!

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↑ 豊水3Lサイズ!!5kg入りの箱です。Tさん、どうも有難うございました!

村上にあるマル文 豊梨園(ほうりえん)さんの梨です!
この時期、豊水(ほうすい)のシーズン到来!ワタシが一番大好きな品種です。
幸水よりも豊水のほうが、食べ比べていてものすごく違いが出て面白いのです。

八千代の梨は、大抵こんな白地に「やちよ」と入った梨箱。
ガッチリ留め具が付けられていて、手に持つとずっしり!

これを、決してそのまま玄関に放置・・・なんてしないように。


つい先日、親戚のうちに梨の箱がそのままポンと置かれているのを見かけて、驚愕!!!
これだけ梨について見聞きしていると、扱いについてはかなり熟知してます。
わー!やめてー!
幸水、ただでさえ傷みやすいのに!!

聞けば、つい数日前に送られてきたまま「ちょっと置いておけば、もっと甘くなるかも」と思ったらしい。

残念!!
幸水は追熟しません!!

とにもかくにも、すぐに冷蔵庫へ移すよう誘導。
ひとつ切ってみたら・・・ほら言わんこっちゃない!!ぐずぐずになってるじゃないの。

梨は、生ものです。
そのまま箱に入れておくと、傷んじゃうんですよー!
8月、9月は気温も高いので、届いたらすぐに箱から出して、野菜室へ入れておいてくださいね。

↓ 開けると、こんな感じ。
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↓ 表面が段ボールなどで覆われて、さらにめくれば梨がお目見え!
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やっぱり袋で買うより、俄然高級感がでますね!
おいしそうだし、何より見栄えがします。
このボリュームで3Lサイズだもの、豊水の4Lや5Lを送るとビックリされるのも納得ですよね。

送った先のお客様から直接梨園へ問い合わせがあるというリピート率の高さを伺うと、ほんとに喜んでいただけているんだなぁ!と嬉しくなりますよね。
贈り物に「八千代の梨」、オススメです!
⇒八千代の梨園マップ

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2014年08月11日

パニパニさんのスコーンを久々に頂きました!

うちのなび息子たちも大好きな、勝田台のスコーン専門店「Scone Kitchen パニパニ」さん。
初めてお伺いした2年近く前に比べて、随分と種類も豊富になりました!
それと同時に、定番のスコーンも日々改良されているそうで、ますます美味しくなっているという。特に最近では、コーヒースコーンが大幅にレシピ変更されたらしく、店長の川満さんも満足の出来栄えになっているとか!

ということで、夏休みの子どもたちのおやつに・・・

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久々のスコーン!!
イエーイ!


左奥は、紅茶味。
アールグレイの茶葉の香りが、口の中に入れた途端にフワッ!っと広がります。甘さは思いのほか控えめで、メープルシロップを添えて頂いても美味しかった!

一番右は、コーヒー味。
リニューアルした大きなポイントは、練り込むコーヒーの種類を見直したことだとか。その結果、ぐっと香りが引き立つようになった!とおっしゃっていましたが、確かに確かに。
コーヒーの味わいがより前面に出てきて、風味に負けないくらいの甘みも増して、これはもう「ザ・スイーツ」な感じ!
子どもたちにも人気でしたよ!

真ん中は、定番の黒糖。
写真には写っていないけれど、大好きな雪塩も頂きましたよ!
心なしか、以前よりももっと生地の風味が良くなった印象です。結構いろんな味を食べ比べてしまったんですけれど、食後感もバターの重量感が無くなって、いくらでも食べられる感じに。

そうそう、最近イチオシのみそ味も入手!

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タニタ食堂の減塩味噌を使っているという、このスコーン。
形がユニークで、くるっと巻いた内側に味噌が塗り込んであります。
味噌はちっともくどくなくて、香ばしいたまり醤油せんべいのような、甘じょっぱさがクセになる!和風テイストなスコーンでした。


ほんと、パニパニさんのスコーンって、サクッとしているのにフワッとした口当たりで、でもしっとりしていて口から水分が取られることなく、最後まで美味しくいただけるんですよね。
毎週土曜日の工房販売デー以外でも、ちゃんと予約をしておけばご都合の良い日に買うことができるので、ぜひ気になる方はお問い合わせしてみてくださいね!

ごちそう様でしたー!

八千代ナビ!実食レポートはこちら
⇒スコーン専門店「Scone Kitchen パニパニ」
posted by やちなび子 at 15:28 | 千葉 ☀ | Comment(0) | やちなび取材のおまけ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月06日

今年の梨の様子は?マル奈梨園さんにて

いよいよ梨のシーズンになりました!

果物のなかでも、我が家で大人気の梨。
今日は、今年初の幸水(こうすい)を頂きに、毎年お世話になっているマル奈梨園さんに行ってきました!
⇒マル奈梨園の情報はこちら

マル奈梨園さんは千葉英和高校のすぐ隣りあたりにあります。
道路に面した正面のシャッターは大抵おりていて(多分陽が射して暑いからなんだと思うのですが・・・)、いつも閉まっているのか?と思い違いしそうになるのですが、直売所左隣りにある駐車場側の出入り口は開いています。

大丈夫!もう今年も直売所はオープンしていました!

いつもの元気なお母さんの笑顔にホッとしながら、家族みんなで店内へ。
冷やしてあるカット梨を出していただき、なび息子たちはつまようじを手にもくもくと初梨を試食!私の分まで回ってこないんですけど!!
「まだまだたくさんあるから、いっぱい食べていってねー!」
と、そのあとも何皿か出してくださいました。

甘ーい!!
今年も幸水、甘いです!!!
マル奈さんの幸水は、ほんとにいつもコクがあって濃厚で、それでいて品のある甘い梨。

なび夫さんの実家などに贈ろうと思ってお願いしたのですが、贈答用の梨の発送は来週あたりになる様子。去年は本当に全体的に早くて、お盆の頃の発送に十分間に合う直売所も多かったのですが、今年は開花がやや遅れ気味で、幸水の玉がしっかり大きくなって色づく時期は例年並みになるようなんです。
玉が大きくなるのは、ラストの雨量も関係してくる様子。
最近日照り続きなので、ちょっとここらへんでひと雨欲しい感じだそうです。

とは言え、梨の味を左右する一番のポイントは日照時間!
今年は十分太陽に恵まれて、甘みのノリも十分。
味見した感じでは、私の予想ですが今年の八千代の幸水は、かなり美味しいかも!!

ピークになるのは、お盆過ぎ。
ぜひ幸水を求めて、直売所めぐりをしてみてはいかがですか?

↓ 八千代ナビ!八千代市の梨園マップ
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2014年05月22日

「初夏のトマトフェア」へ行ってきました!

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農産物直売所クラフトさんへお買い物がてら、道の駅やちよで5/21〜22と2日間に渡り開催されたイベント、「初夏のトマトフェア」へ立ち寄ってきました!
今日の午前中は晴れやかでしたが、昨日は生憎の雨。イベントに来る方が少なかったのかしら?と伺いましたが、直売所は天気にあまり左右されないようで、結構な賑わいだったようです。
⇒早耳情報/道の駅やちよ「初夏のトマトまつり」5/21、22開催!

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↑ 週末に比べたら、ゆっくり買い物はできそうですが・・・それでもやっぱりお客さんは一杯!

ふるさとステーションの中央あたりに、がっつりイベント会場が設けられている、というわけではなく。
クラフト側の通路脇に長テーブルが置かれて、そこで「水の浮き沈みで、お好みのトマトを見分けよう!」的な実験スタイルのコーナーがある、というのがいつもと違うくらい。
春や秋の収穫祭のような、がっつりとしたイベントじゃないけれど、親しみを持って気軽に立ち寄れるといった雰囲気の催しです。


水槽前でトマトの説明をしている方と目が合いまして、まずはこのブースから楽しませていただきました。
なんといっても私、トマトについては直売所レポートで毎年のようにご紹介していますからね。むしろ、知らないことのほうが少ないわよ!と、やや上からで聞きに入ったんですけれども・・・

『トマトはモノによって沈んだり浮いたりするんですが、それで甘さが分かるわけじゃないんですよ。』

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な、なんですって?!!
沈むのが甘いんじゃないの?!


ワタシ、てっきり「沈むトマト=実がしっかり詰まって、甘く濃いトマト」だとばっかり思っていたんですけれども、実際に糖度計で測ってみればどちらも同じ糖度ではないですか!

浮くのは、単に「中に空洞が出来ている=ゼリーが入っていない部分がある」ということ。
まあるいトマトは、大抵ゼリー部分が均一に入っていて沈みやすいようですが、一部が変形していたり平らになっているものは、写真のように空洞になっていて空気が入り、水で浮くんだそう。

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↑ どちらも糖度は6.0で、差がありません!

ゼリー部分が好きな方は沈むようなトマトを選ぶと良いし、逆に苦手な方は浮くトマトを選べばお好みのトマトが味わえるということなんです。また、お料理によっては、例えばサンドイッチに挟むスライストマトだとゼリーの無いものが扱いやすいですし、わざわざトマトの種を取ってから調理するようなレシピには、ちょっと水に浮かばせてから切るトマトを選ぶとラクチン。


じゃあ、甘いトマトかどうかの見分け方って、どうしたらいいんでしょうね?

『トマトの甘さは、作り方でほぼ決まってしまうんですよ。例えば、水や肥料をたくさんやれば収量は増えるけれど、味はぼやけてしまう。けれども、あまりに味にこだわりすぎても数が取れないから生産者は厳しくなりますから、どこまで追求するかは農家の方のさじ加減ですね。』

一番良いのは、食べ比べて自分の好みの生産者のトマトを購入するのがハズレないとか。
同じももたろうの品種でも、作り方で全然甘さやコクが変わってくるから、出来れば複数の生産者のトマトを一度に購入して食べ比べて、次回以降のチョイスの参考にしてみるのがオススメ!
また、年に何回か行われている生産者投票で上位になった農家さんのものを選んでみるという手も。

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↑ 水槽の前では、ついお客さんも足を止めてしまいます。日頃なかなか聞けないトマトの選び方を、皆さん質問しながら熱心に聞き入っていました。


熟したトマトを、皮のまま丸ごとミキサーでジュースにしたものが、試飲コーナーで配られていました。

↓ 味付けも水も一切無し!トマトそのまま。
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さすがコクのある濃厚なトマトが使われているだけあって、ジュースになってもビックリするくらいトマトが濃い!サラッと飲めて、あとからトマトらしい香りが広がってきます。
これならご自宅でも楽しめますね。
青みの少ない、完熟のトマトを選んでミキサーにかければOK!
この日は、トマトは一袋250円程度と、4月に比べてまたグッと価格が安くなってしました。この時期はトマトを大量消費するのにもってこいですね。

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そうそう、プチシャンテリーのトマトアイスもチェックしてきましたよ!

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春トマトが旬なこの時期限定で、トマトアイスクリームを290円で販売しているのですが、このトマトフェア期間中は200円!
定番の牛乳アイスに、果肉感を残したトマトが練り込んであって、さらにそこへ仕上げにオリジナルのトマトソースをかけて出来上がり。ソースは木で完熟したトマトを、特別に農家さんに用意していただいて使っているそうです。普通は食感が緩んで売り場には出せない状態ですが、こうやってソースにするにはもってこい!少量の砂糖と塩を加えるだけで、ほぼトマトそのものの甘さを生かしたソースになっているんです。

ソースだけを口にすると、濃厚で甘い果実のジャムのよう!
そこに、さらに甘いアイスクリームが合わさって初めてトマトらしい酸味が生まれ、いつもの濃厚牛乳アイスにパンチが効いてきます。食感にトマトの果肉も加わって、最後まで味の変化が楽しめる魅力的なトマトアイスでした。

まだあと1週間くらいは販売されるようですが、気になる方はお早目にお試しを!

↓ カップで頂きました。牛乳アイスをベースに試行錯誤して作られた、オリジナルです。
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いつも、買い物だけを済ませる場所でしたが、こうやってちょっと立ち寄れるイベントがあると、普段は聞けない野菜のあれこれを気軽に質問できたり、新鮮野菜の新しい楽しみ方を発見できたりと、面白いですね!
道の駅やちよでは、今後もこうしたプチイベントをなるべくたくさん開催したいとのこと。
また機会があったら、イベントに合わせて買い物してみようかしら!
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2013年09月14日

第3回八千代市N-1グランプリに参加してきました!

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↑ 今年は誰の手に?!

9/13(金)に、3回目となる八千代市N-1グランプリが開催されました!

今回の会場は、昨年よりさらに広く「やちよ農業交流センター」のふれあいモール。
有り難いことに、3回目も消費者特別審査員ということでお招きを頂きまして、今回もなび長男と一緒に受付開始の18時を目指して向かいました!

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⇒やちよ農業交流センターに関するレポートはこちら

審査方法が大幅に変更された第3回。
特色のひとつとして、消費者審査員は事前申し込みの枠に加え、当日飛び入り参加もOK!という点でしたが、開始時刻の18時半に近づくに連れて続々と参加希望者が!聞けば、事前に申し込んだ方より、飛び入り参加の方のほうが多かったとか。
梨直売シーズン真っ只中で、なかなか昼間に仕事を離れられない生産者の都合もあって、夜に行われてきたこのイベントですが、遅めな時間帯にも関わらずお子さん連れの方がほとんどでした。

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↑ こんな夜の雰囲気が、子どもたちには新鮮な感じ?みんなテンションが高かった!

最初は農業センターの第1・2研修室を利用する予定だったそうですが、急遽正面の入口を入った真ん前のスペース(=ふれあいモール)に椅子を並べ、空間を贅沢に使ったイベントとなりました。
その会場からは、窓越しに調理室が見えるのですが、これから試食に使われる梨のカット作業が!
この大会に参戦するのは、20〜30代の若手梨農家で構成される八千代市梨業組合研究部15名(卒・入部があり、昨年より1名分増えたようです!)。ということは、15種類の梨を数玉ずつ剥くわけですからね、あまり早く始めても変色してしまいますし、そりゃもう必死な作業です。

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↑ 今日のイベントを各所でお伝えするべく集まった取材陣の方々も、後方で準備万端です。

丁度18時半になり、イベント開催の挨拶が始まりました!
まずは、平成25年度研究部長の宮崎真一郎さん(丸勘梨園)から。
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『梨業組合研究部では、日頃から梨の生産技術の講習会で集まって、メンバーの皆と活動してきました。部員同士で集まった時に「自分の家の梨は食べたことはあるけれど、よその家の梨は食べたことがない」という声が多く、ぜひみんなで梨を持ち寄って食べ比べることで、今後に生かそう!ということから始まったのが、このN-1グランプリでした。第2回目までは“幸水(こうすい)”という品種に限定していましたが、今回は新たな試みとして各自好きな品種を持ち寄ります。9月中旬は例年だと最も梨の品種が多く出揃う時期です。出品された品種は、計8種類になりました。ぜひ楽しく食べ比べていただければと思います。
また、子供たちだけではなく保護者の方にも審査権をお渡しするほか、飛び入り参加もOK!ということで、多くの方に審査いただけるようになりました。これを機に、気に入った品種や生産者を見つけていただいて、直売所まで足を運んでもらえるように、研究部活動もさらに頑張っていきたいです。』


来賓席から、八千代市梨業組合の江口組合長(まる桶 江口梨園)からも一言。
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『違う品種の梨を食べ比べて、一番おいしい梨をぜひ発見してみてください。若手農家の直売所マップもお手元にお配りしておりますので、皆さん朝採りの美味しい梨を求めて、気に入った直売所へ買いに行ってくださればと思います。ぜひゆっくり楽しんでいってください。』

今回のイベントからは、審査方法が大幅に変更されています。

【審査方法】
・出品された15名の若手梨農家の梨を食べ比べて、「おいしい!」と思った梨に投票。
・投票権は一人3票
・全員分食べていただくのが望ましいが、食べきれなかった場合は試食した中から選んで投票可
・全員の投票が終わった後、集計し、得票数の多かった順に1位(MVP:Most Valuable Pear Farmer:最優秀ナシ生産者)、2位(準MVP)、3位を決定。


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↑ 前回までに比べて、ルールがかなりシンプルになりました。

これが一番だ!と思った梨に、手持ちの3票すべてを投票してもいいし、迷ったら1票ずつ投票しても。
また、今回は生産者をPRするポスターが用意されたので、それを参考にするのもOK!
このスタイルなら、出品されたすべての梨を口に出来るし、子ども達にも分かりやすいルールですね。しかも、もっと参加人数が増えても対応できるので、今後もしかしたら昼のイベントとしてカタチを変えての開催も期待できそう!

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↑ 審査を始めてください!の掛け声とともに、まずは子ども達が梨をほおばり始めました。同じ「梨」でも品種で全然味が違うこと、そして品種が同じでも生産者が違えば味わいも異なること、気付きがたくさんの試食です!

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↑ 自分の梨に投票することを避けるため、生産者はポスターが見えないように、反対側に用意された梨を試食して投票します。

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↑ 投票は、各ポスターと同じものが貼ってある紙封筒に入れます。

出品された品種は、以下のとおりでした。
豊水(ほうすい):5名
秋月(あきづき):3名
二十世紀(にじゅっせいき):2名
南月(なんげつ):1名
新高(にいたか):1名
南水(なんすい):1名
新星(しんせい):1名
かおり:1名

甘みと酸味のバランスが良く、味わいが濃厚なメジャー品種「豊水」で勝負される方はやはり多かったのですが、思いのほか優しい味わいの二十世紀や新高といった品種をチョイスされている方もいて、少し意外に感じました。
食べ比べという審査方法だけに、かなり出品する品種によって大きく左右されそうです。
秋月なんてとにかく甘いし、特に子供には人気そうじゃない?

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↑ 一人も出品しなかった白鳥(はくちょう)をはじめ、出品者が少なかった品種については、参考のために審査対象外ですが試食が置かれていました。

生産者にも、今回の投票スタイルなどについてお話を伺ってみました!

Q. 今回ポスターを裏返しての食味審査でしたけれども、どうでしたか?
『さすがに品種は分かりますね。梨も横に置いてあるので、何となくどこの梨かというのも分かりましたけれど、味勝負!ですからね、そこは自分のところに・・・ということはなく、正々堂々とみんな投票したと思いますよ。』

Q.いろんな品種を出品するということでしたが、やっぱり消費者ウケの良さそうな品種を・・・などといった駆け引きとか考えたんですか?
『正式には公表されてませんでしたが、事前に何となくどんな品種を出すかというのは耳に入ってきていたので、出来るだけかぶらないように気を付けましたよ。やっぱりひとつの品種に偏るより、せっかく色んな品種が出揃う時期ですから、出来るだけ多くのものを揃えたい!という思いの方が強かったです。
ただ、梨はすべてカットされたものが出されますからね。かおりなんかは、皮の香りをぜひ楽しんでほしい品種なんでね、もちろん中身だけでは全く香りがしないわけではないんですが・・・そのあたりも、ぜひ気に入った味でしたら、直売所でかおり梨を手にしていただいて、ご自宅で剥くところから楽しんでいただきたいですね。』

Q.今年は10日ほど早い開花で、収穫もかなり早まっているということでしたけれど、栽培が難しかったとか何か苦労があったんですか?
『昨年の梨販売が終わる11月頃から、開花する4月頭位までの約半年間で木の手入れをするんですが、そこが大変重要なんです。大切な剪定(大きく美味しい実を生らせるために、枝を切ったりキレイに這わせたりして広がりを整える)は花芽がつく前までですから、今年開花が早かったので作業期間がかなり限られてしまいとても大変でした。
梨は開花後、何十日で食べ頃と決まっていますから、普通ならまだもう少し続く豊水のシーズンも終盤です。新高も早めに始まるので、10月下旬までは持たないかもしれませんね。
今回紹介した品種も、あと1週間程度で終盤に入ってしまいますから、ぜひ気になった梨があれば早めに直売所へ行ってみてくださいね。』

Q.ちなみに、品種が変わると肥料とか栽培方法も変えているんですか?
『うちは特に変えていませんが、肥料の量は多少様子を見て増減させています。品種によって、玉伸び(大きさ)が違いますから、大きくなるということはその分養分も沢山食いますからね、肥料を多く与えたりすることはありますが、基本的にはどの梨も同じように育てていますよ。』

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途中、どこからともなくチーバくんが登場!
投票を終えた子供たちが、どんどんチーバくんへ引き寄せられていきます。

開票作業を待つ間、子供たちには糖度計を使った簡単な実験で楽しんでもらいました!
『ポカリスエットとコーラ、そして梨を糖度計で計ると、どれが一番甘いかな?』
糖度計のセンサー部分に、スポイトで垂らして数値を見ていきます。
ポカリ 6.1
コーラ 10.4
梨 11.4

梨って、甘いジュースよりも甘いんだ!と、子ども達もビックリ。

さらに「梨の上と下、どちらが甘いかな?」という実験も。
カットして乗せてみると、上が13.2で、下は14.4と、差が出ました。梨には、おしりの方に糖分が溜まる性質があるそうですよ!

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2回目の実験が済んでほどなくして、審査結果が発表されることになりましたが、ちょっと予想外の展開に!
『なんと第一位が、同数になってしまいました!急遽、決選投票を行うことになりましたので、皆さんかなりお腹が一杯かもしれませんが・・・食味審査をお願いします!』

再度一枚ずつ投票用の券が配られることに。

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↑ 決選投票は、南水(なんすい)を出品した宮ア真一郎さん(丸勘梨園)と、かおりを出品した宮ア 修一さん(丸新梨園)の戦いとなりました。

9月の梨は、幸水に比べると結構大玉が多いんです。
今年は陽気が良かったので、輪をかけて大玉が出来やすかったので、1/8カットでもかなりの重量感!15軒分の梨を食べるだけでも、もう精一杯。
次回は1/16カットくらいでも十分かも・・・。

決選投票の開票作業中も、「もし食べたりない!という方は、ぜひまだ沢山梨が残っていますので、召し上がってください!」のコール。それに応える子供たち!!凄すぎる・・・。

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2回の投票を経て、ようやくMVPが決定しました!

投票結果
1位 南水(なんすい)を出品した、宮ア 真一郎さん(丸勘梨園)!!
2位 かおりを出品した、宮ア 修一さん(丸新梨園)!!
3位 秋月(あきづき)を出品した、宮ア 貴文さん(マル文 豊梨園)!!

でした!

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↑ 「受賞出来て嬉しいです。」と、言葉少なげながらも喜びが笑顔に溢れていました。

投票結果のあと、ほかの生産者の方にも感想を伺いました。

『他のみんなが出していなさそうなものを、あえて選んで出品しました。今回1位の南水も栽培してますが、40〜60個位しか収穫できないので、もし欲しいと買いに来ていただいてもお渡しできる数が無いため、あまり知られていない品種の中でも数が確保できる二十世紀にしたんです。
やはり甘さで勝負しようとしたら、豊水を出そう!となっちゃいますけれどね。
やはり今回は「多くの品種を食べ比べて欲しい!」というコンセプトがありましたら、つい勝負よりイベント性を重視してしまいました。
二十世紀は食べ比べてしまうと良さが見えませんが、さっぱりした味わいや、程良い歯ごたえが魅力です。特に、今年の豊水は甘みが多い一方で、かなり食感がゆるんでしまいがちでしたから、このさっぱりした食感もオススメなんですよ。』

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↑ 受賞するメンバーを喜ぶ研究部の皆さん。

『多分、今回でかなり「消費者の好み」を重視した苗の選定をしてくるんじゃないかな。
今までは幸水・豊水・新高という3大品種に限っていた人も、違う品種にチャレンジしようという意欲が沸く結果だったと思いますよ。接ぎ木して、大体5〜6年で収穫できるようになりますから。
また、例えば今回人気だった南水やかおりが売れ筋だと分かれば、その割合を今までより増やして陳列する直売所も出てくるでしょうし。
そういう点で、研究部にとっても大変有意義なイベントだったと思います。』

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帰りには、袋入り梨のおみやげが、事前予約者&当日飛び入り参加者全員に配られました!
梨が実質食べ放題なうえに、さらに梨のおみやげまで!!
これは梨好きにはたまらないイベントですわね。
今回参加を見送った、梨好きなアナタ!ぜひ来年以降のイベントに注目ですよ。


今回の出品者(出品番号順)
NO.1 秋月(あきづき)
/加藤 孝一【マル三 興梨園】村上753-1(TEL 047-485-0211)
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NO.2 豊水(ほうすい)
/齋藤 裕之【山中梨園】大和田新田735(TEL 047-459-7377)
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NO.3 南月(なんげつ)
/綱嶋 祐介【梨園またべー】村上684-2(TEL 047-485-1794)
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NO.4 豊水(ほうすい)
/宮ア 徹【マルト梨園】村上680(TEL 047-483-6360)
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NO.5 二十世紀(にじゅっせいき) 第1回MVP
/山ア 典正【まるきん梨園】村上745-1(TEL 047-482-4757)
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NO.6 新高(にいたか)
/山田 貴弘【山田梨園】大和田新田960(TEL 047-459-1851)
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NO.7 南水(なんすい) 今回1位!
/宮ア 真一郎【丸勘梨園】村上428(TEL 047-483-2739)
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NO.8 豊水(ほうすい)
/宮ア 歩【マル東梨園】村上856(TEL 047-484-9555)
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NO.9 新星(しんせい) 第2回MVP
/山ア 宏洋【山ア園】島田台803(TEL 047-450-7911)
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NO.10 秋月(あきづき)
/綱島 弘光【マル乃梨園】村上630-3(TEL 047-486-7484)
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NO.11 豊水(ほうすい)
/綱島 洋平【丸富梨園】村上495-1(TEL 047-483-0312)
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NO.12 秋月(あきづき) 3位
/宮ア 貴文【マル文 豊梨園】村上1037(TEL 047-486-1156)
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NO.13 二十世紀(にじゅっせいき)
/工藤 祐介【マル高 宮ア梨園】村上785-1(TEL 047-484-5641)
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NO.14 かおり 2位
/宮ア 修一【丸新梨園】村上683(TEL 047-483-6041)
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NO.15 豊水(ほうすい)
/白井 靖嗣【果秀園】島田台728-2(TEL 047-450-3212)
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〔関連レポート〕
2012年08月11日 一番うまい梨決定戦!『第2回八千代市N-1グランプリ』に行ってきました
2011年08月11日 第1回八千代市N-1グランプリ2011に参加してきました!
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2013年08月31日

「やちよの梨 味自慢コンテスト2013」〜八千代市園芸農産物(梨・豊水の部)共進会に行ってきました!

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本日10時から開催された梨の共進会「八千代の梨 味自慢コンテスト」に行ってきました!
やちなびでこの梨の共進会を取材し始めてから、なんと今回で5年目になるんですが・・・いつも9月の10日前後あたりに行われてきたので、8月末の開催はかなりの前倒し!
それだけ、今年は梨の生育がものすごく早いということなんです。
例年ではコンテストが終わってからピークを迎えることも多いくらいなのに、聞けば既にピーク真っ只中な状況らしく、恐らく今年は9月下旬まで持たないかもしれないとのこと。

そんな、いつもとちょっと違うコンテスト。
今年はどの農家さんが、1位の八千代市長賞を手にするのでしょうか?

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現在八千代市内には梨業組合に所属する農家さんが68軒、加入していない農家さんも含めると78軒ほどの梨園があるそうです。今回のコンテストに参加したのは、うち48園。
審査対象となる4Lサイズの豊水(ほうすい)を、5キロ箱に計12玉収めて出品します。
その箱の中からランダムに選んだ数玉の糖度を測り、平均値の高いものから順に25箱が本会場へと運ばれました。

まずは今年の梨業組合長の江口さんからご挨拶。
『今年は開花時期が大変早く、例年に比べて10日ほど早い収穫となりました。雨も少なく天候に恵まれたので、糖度の高い瑞々しい梨に仕上がりました。コンテストの審査対象である豊水は、甘みと酸味のバランスがとれた水分の多い品種です。コンテスト後には、入賞した梨も袋売りで販売しますので、最後までぜひお楽しみに!』

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↑ (左)梨業組合長の江口さんは、英和高校前の通り沿いにある、まる桶 江口梨園。(右)千葉県農業事務所からは毎年こちらのお二人が審査員としていらっしゃっています。

審査を行うのは、千葉県農業事務所の普及指導員さん2名。
既に(1)糖度測定を終えて、高い順に並んだ梨の(2)外観審査、そして上位数点を対象に(3)食味審査を行って、最終的に賞を選定していきます。

外観審査は、
・上から見て真ん丸に近い形で、果形は揃っているか?
・うるみ(外見からは判断しにくいのですが、実の表面が透き通ったような状態の部分があるものはNG)の有無
・箱の中に納まっている梨の玉がいかに揃っているか?
・果皮の着色は均一か?
などなど、表面の手触り感や色味といったあらゆる角度から丁寧に審査していきます。

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その一方で、会場に集まった方々には楽しい企画が用意されています。
審査の様子を見学するもよし。
会場に用意された「梨クイズ」や「ダーツゲーム」で楽しんだりもできます。

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↑ 梨クイズは、八千代の梨に関する質問にチャレンジ。両側に掲示してある資料をヒントに回答していきます。提出したら、景品プレゼント!

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↑ お子さん対象のダーツゲーム。3回投げて、すべてチーバくんの中にくっついたら、かわいいチーバくんのシールシートをプレゼント!外しても、チーバくんうちわがもらえました。会場にはやっちも登場!

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↑ やっち、可愛すぎ!

出品されたものの本選入りできなかった梨は、試食用にカットされて皆さんに配られたり、袋に小分けされて販売されます。
入賞は逃しているとはいえ、どれも各園選りすぐりの梨!コンテストは特に糖度がまず重視されるため、かなり色づきが良く、今まさに食べ頃のものが収穫されているんです。
スーパーに並ぶ梨は、配送中に痛まないようにかなり青い状態で収穫され、陳列まで最低3日程度の期間を要します。だから完熟の状態まで木にとどまっている梨が手に入るのは、直売所ならでは!
しかも、完熟の梨を朝採りしている直売所でも、痛む前にすべて食べ切れるように、大抵は箱の中へ少し色づきが浅いものも混ぜてあるのですが、今回はどれも完全完熟状態!
今日購入された方は、ぜひ持ち帰ったら冷蔵庫で保管して、早めに召し上がってくださいね。

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さて、審査の行方ですが・・・
甘みと酸味、食感など、全体的なバランスが問われるので、甘さが突出していても順位が入れ変わるのが、このコンテストの醍醐味。
最後、かなり食味審査で悩まれている様子が印象的でした。

実は今回の平均糖度は12.9度!
なんと、昨年より0.1度上回る数値となりました。
11度を越えれば甘いとされる梨ですから、やはり八千代の梨は毎回レベルの高い争いになりますね。しかも驚くことに、15.1度(平均糖度は14.68度)をマークした梨園があったんですって!!

これだけ今年は天候に恵まれて、びっくりするような糖度をたたき出しているというのに・・・どうも、審査員の方々の表情がうかない。気になって審査の感想を伺ってみましたら、どうも今年は全般的に「味わいのバランス」という点で、うーん・・・と悩まざるを得ない結果だったとか。
糖度は高く出たものの、梨そのものの美味しさという観点からは、昨年のほうが全体的にバランスがとれていたような気がする、ということなんです。
特に豊水は、酸味とのバランスが重要な梨。
いくら糖度の数値が高くても、酸味とのバランスやコク、風味、食感などが揃わなければ、美味しさにつながりません。そういえば、料理もダシやうまみ成分が高くても、塩分が釣り合っていないと本来のうまさが引き立たない、なんて言われますよね。

それを左右していると思われるのが、梨の細胞数。
開花が早いということは、安定して暖かくなる前に細胞が増える大切な初期の頃を過ごさなければならないということ。細胞数はこの時期に決まってしまうので、実は今年のように開花が異常に早い年は、かなり梨を育てるのが難しいと言われているのだとか。
先程の15.1度と糖度1位だった梨も、残念ながら食感がやや緩みすぎていて、結局上位ながらも1位は逃してしまった様子・・・。
奥が深いぞ、梨!

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そんな悪条件の中でも、見事1位の「八千代市長賞」を受賞されたのは、なんと偶然にも、今年の梨業組合長でいらっしゃる江口政則さん(まる桶 江口梨園)でした!!
市長賞の受賞は初めてだったそうで、とても嬉しそうにビックリなさっている表情が印象的。

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江口梨園さんは、収量の規模がかなり少ないので、ほとんど常連さんだけで完売してしまうそうです。市内でも、余裕のある梨園さんは道の駅やスーパーの直売所コーナーなどに出すケースもありますが、江口さんの梨は梨園の直売所でしか手に入りません。
広く宣伝することはされていないとのことですが、袋売りはあるようですし、出来ればやちなびの梨園マップに加えられるよう交渉してみようかな。
(直売所:村上689 ⇒地図はこちら

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2位「千葉県園芸協会長賞」は山崎進さん
3位「八千代市議会長賞」は山崎恵美子さん
4位「千葉県果樹園芸組合連合会長賞」は斎藤裕之さん(⇒山中園) 
5位「八千代市農業協同組合長賞」は櫻井正浩さん(⇒櫻井梨園)
6位「千葉農業事務所長賞」は斎藤誠さん(直売所:八千代市麦丸1127/JA八千代市の裏手側、農道沿いの左側にある“斎藤農園”が直売所です。)
7位「八千代市園芸協会長賞」は櫻井清二さん(直売所:八千代市麦丸907/櫻井梨園さんへ向かう途中のTOTO看板右あたり。宅急便ののぼり旗がたっています。)
以降、全18の賞が無事決まりました!

ということで、今回は受賞者の到着を待つことなく市長賞授与式に!

↓ 会場へ到着した秋葉市長は受賞梨を見学。江口さんの梨も試食されました。
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↓ 受賞の喜びを語る江口さん。『一年中手のかかる梨栽培ですが、皆さんに美味しく召し上がっていただけることを目標に頑張ってきました。』
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八千代の梨シーズンはまだまだ続きます。
9月に入ると、豊水のほかにもかおりや20世紀、新星、秋月、そして新高など、品種がぐっと豊富になってきます!どれも例年より早めに出回りそうですが、大玉が魅力な品種も増えてくるので、サイズを左右する「雨」を、もう少し期待したいところ。
ぜひ色んな梨を求めて、直売所めぐりを楽しんでみてくださいね!
⇒八千代ナビ!八千代の梨園マップ

そうそう、9/13に開催される八千代市N-1グランプリでは、参加する若手梨農家の方々が、自慢の品種を持ち寄ってMVPを競います。こちらも参加無料で、誰でも当日飛び入り参加できるので、オススメのイベントですよ! ⇒詳細はこちら

〔関連レポート〕
2012年09月09日 「やちよの梨 味自慢コンテスト2012」〜八千代市園芸農産物(梨・豊水の部)共進会に行ってきました!
posted by やちなび子 at 00:00 | 千葉 ☀ | Comment(2) | やちなび取材のおまけ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月09日

「やちよの梨 味自慢コンテスト2012」〜八千代市園芸農産物(梨・豊水の部)共進会に行ってきました!

9月8日(土)に緑が丘イオンで行われた、今年の八千代市長賞を決める梨(豊水)の共進会イベントに行ってきました!
毎年「梨の共進会」となっていた名称が変わり、「やちよの梨 味自慢コンテスト2012」となりました。そして昨年までは午後3時頃まで行われていたスケジュールも、今回は10時から正午までとかなりタイトに。

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10時スタートの予定でしたが準備の都合でやや遅れて、開始の挨拶は20分頃始まりました。
まずは、八千代市梨業組合長や千葉農業事務所の方による、開催にあったっての挨拶や審査方法についての紹介から。
『現在八千代市内には69軒の梨農家が登録されていますが、そのうち46軒が今回のコンテストに出品しました。事前に行われた一次審査で、糖度計を使った糖度チェックを行いまして、上位24点がこちらの会場に並んでおります。八千代市の梨は市場出荷がほとんどされていません。店頭にあまり出回らないので八千代は梨の栽培が盛んだということ自体ご存知ない方が多いのですが、八千代の梨は全般的に糖度が高いことでも知られているんです。ぜひ地元の味を求めて、直売所へ足を運んでいただけたらと思います。』
今回46点の平均糖度は12.8度(梨は11度以上で甘いとされています)、そしてトップの糖度は14.5度もあったそうな!!13度以上で相当甘くて、14度越えはめったに無いので数値を聞いた瞬間フラッとしましたわ・・・。

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審査方法ですが、豊水梨の4Lサイズを12玉出品します。
二次審査では、全体的な玉揃い、病害虫やキズによる見た目の良し悪し、カタチの良さなどから判断し、上位数点について食味審査をして、最終的に八千代市長賞はじめ計17の賞を決めていきます。
『これから審査を行いますが、このイベント会場内で進めていきます。梨には手を触れないようにしていただきながら、ぜひその様子を見学してみてください!
同時に、梨をご試食いただけるコーナーと、八千代の梨についてのクイズもございます。問題のヒントはパネル説明をご覧いただくと見つかりますので、ぜひそちらも楽しんでチャレンジしてみてくださいね。クイズ解答者には景品があります!』

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↑ クイズには『八千代で梨の栽培が始まったのはいつ?』など、すぐには答えられないような内容も。パネルに書かれた栽培の工夫や梨の歴史などを、皆さん興味深くご覧になっていました。

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↑ 試食とはいえ、4Lの豊水をカットしているせいか一切れが結構大きめ!あっという間になくなってしまいますが、次々に新しいものが運ばれてきます。

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↑ 4Lサイズの豊水3玉が500円で販売されていました。ちなみに審査終了後は、並んでいる箱の中の梨も袋に詰められて販売されます。あ!今日もチーバくんが!!

前回までは会場前方に箱が並んでいて、集まった方もロープ越しに眺める程度だったのですが、今回は会場内に溶け込むようにレイアウトが大きく変更されたんです。
審査員の方が梨を選定している様子も間近で見られますし、中には「これなんてカタチも良いし美味しそうなんじゃないの?!」と自己審査している方まで!
担当者の方が梨について紹介していたりと、よりイベントらしい雰囲気を出していたおかげで、お客さんはクイズをするだけではなく、「どんな梨が美味しいんですか?」「5kg箱だといつも余っちゃって、保存はどうすればいいのかしら?」などなど、日頃のお悩みを気軽に聞いている姿も多く見られました。
何だか毎年恒例だったイベントですが、今回はいつにも増してすごく盛り上がっている印象です!

余談ですが、お客さんが聞いていた質問についての回答を。
保存については、梨は生ものと考えていただくのが一番!手元に届いたら、すぐビニールに入れて野菜室に保管するのが日持ちのコツです。追熟はしない梨ですが、色づきは進みますし食感にも差が出てきます。まずは赤い梨から食べて、保存してるうちに青いものも赤みが付いてくるので、順に食べていくのがオススメ。
5kg箱だけではなく、3kg箱を扱う直売所もあります(⇒梨マップのトップページ中ほどに一覧を載せています)。少人数のご家庭へ贈るときには、3kg箱も良いですね。
ちなみに、幸水は5kgで3,500円程度が平均的ですが、豊水は3,200円とやや値段が下がります。9月は出回る品種も増えますし、量も多くなってくるからだそうですが、価格の面でも嬉しいですね!
なお、玉の大きさによって同じ品種でも価格は変わってきます。が、豊水ならできれば大玉がオススメ!芯に酸味があるのですが、芯の太さは玉の大きさにかかわらず基本同じなので、大玉のほうが甘味のある可食部分が多く楽しめますよ!
そしてカットするときには、もったいないくらい大きく芯を取り除くのも忘れずに。

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↑ 二次審査はまず色・カタチ・キズなどの状態チェックから。糖度順に並んでいる箱を入れ替えて、順位を決めていきます。

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↑ カタチがややいびつになっていたり、傷がついていると減点対象に。色味良く、きれいな丸い玉で箱全体の粒揃いが良いものは順位を上げていきます。

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↑ 上位6点を食味審査することになりました。ランダムに選んだ梨にナイフを入れて、まずは実の中身に「うるみ」が無いかをチェック。ちなみに梨の中でもとくにうるみが出やすい品種なのですが、今年の7月は平年に比べて天候も良くうるみは出にくいようです。
さらに歯ごたえや食感、豊水らしい甘味と酸味のバランス、濃厚さなどで順位を決定してきます。


今年は梨栽培にとっては大変天候に恵まれたようで、サイズも昨年に比べてかなり大きめに育つ傾向にあったようです。糖度も全般的に高く、レベルの高い美味しい梨になっているとか。
とはいえ、ニュースでは雨が少なく農作物への被害も取り上げられていますし、水不足という面ではどうなんでしょう?と伺ってみました。
『梨にとっては降って欲しい梅雨時期などのタイミングに、きちんと雨量が確保できていましたし、夜間に降ることが多かったので日照時間も十分ですよ。』

以前、梨づくりには水よりも日照時間が重要と聞いたことがありましたが、それでも雨が少ないときには水を撒いたりするんですか?
『中には水を与える農家もいますが、基本的にはあまり八千代市内では水撒きをするところは少ないんじゃないかな。水を余計に与えると、せっかく糖度の乗った味がぼやけてしまうんですよ。その代わり、果実は大きく育ちます。スーパーなど市場で売るとなると、玉の大きさで値段が決まってしまうんで、より高く売るために自然の雨以外にも水を人工的に与えるケースも。特に市場では傷みも懸念されますから、水撒きで大玉にしておいて、味の乗らない青いうちに収穫して配送中に色を付けるということもあって、特に豊水などは甘みもなく酸味だけで美味しくないという印象がつきやすいんですよね。
直売所の豊水は熟したものを扱えますし、市場に卸さないから玉の大きさを気にせず自然に任せたサイズを販売しますから、市販された梨とはやはり味わいが別格ですよ。』

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すべて審査を終え、いよいよ賞が振られていきます。
審査中はすべて番号で扱われ、誰が出品したものかは全く分からない状態で行われるのですが・・・なーんと!1位を獲得したのは、昨年と同じく山中梨園の斎藤裕之さんでした!!
すごい、連覇です!!
※裕之さんのお父さんは「看板は“山中梨園”なんだけど、本当は“山中園”なんだよ。」とおっしゃっていたので梨マップにはそう記載したんですが・・・、裕之さんは山中園と言っていた!どっち??(今度ちゃんと聞いてみます。)
『糖度ではもっと高いものもあったのですが、甘さだけではなく豊水らしい味わいで、濃厚さが際立ったことが八千代市長賞に選出した理由でした。』と審査員の方。

2位「千葉県園芸協会長賞」は櫻井清二さん(直売所:八千代市麦丸907櫻井梨園さんへ向かう途中のTOTO看板右あたり。宅急便ののぼり旗がたっています。ちなみに櫻井梨園さんとは親戚関係にあるそうですよ!自宅兼直売所としてひっそり販売されているそうですが、とても甘くて評判の良い梨やさんです。)
3位「八千代市議会長賞」は斎藤誠さん(直売所:八千代市麦丸1127/JA八千代市の裏手側、農道沿いの左側にある“斎藤農園”が直売所です。)

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4位「千葉県果樹園芸組合連合会長賞」は宮崎守良さん(⇒マル奈梨園)
5位「八千代市農業協同組合長賞」は櫻井正浩さん(⇒櫻井梨園)
6位「千葉農業事務所長賞」は宮崎貴文さん(⇒豊梨園)
7位「八千代市園芸協会長賞」は宮崎修一さん(⇒丸新梨園)

以降、全17の賞が無事決まりました!
どれも甲乙つけがたい品ばかり!会場にあつまった皆さんは「どんな梨を選べば美味しいのか」という参考になるので・・・と眺めたり、連絡先をメモしたりされていました(住所はご自宅の場合が多く、直売所とは限らないので連絡先をメモするのが良いかもしれません)。

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↑ チーバくんも八千代市長賞の梨をじっくり見物。

今回の受賞者は、実は麦丸の方々が多いんです。
八千代市内でも微妙に温度差があるようで、今年は麦丸地域が豊水の収穫が早くスタートしたらしいのです。収穫し始めは色づきのわりに甘味が乗りきれてなかったりとあるようですが、いよいよ味も乗った収穫のピークがコンテスト当日に当たったことも要因のひとつにあるとか。逆に村上地域は、麦丸より1週間ほど出遅れたようで、今週以降から味がどんどん乗ってきそう!

そして11時半頃、豊田市長が会場に到着して授賞式が行われました。
市長賞受賞の連絡を受けて駆け付けた山中梨園の斎藤裕之さん、とっても嬉しそうです!

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↑ 受賞した梨を見学する豊田市長。食味審査に使った梨を一切れ口にし、顔がほころびます。「うん、甘い!甘い!!」と、その美味しさを絶賛!

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↑ 市長の挨拶では、放射性物質検査の結果についても触れられていました。『H24年は直近で7/27に梨の検査を行っていますが、ヨウ素・セシウムともにすべて不検出です。ぜひ八千代の味を安心して楽しんでください。』

最後に受賞された山中梨園の斎藤さんからのコメントを紹介。
『2年連続八千代市長賞をもらえると思わなかったので大変嬉しいです。昨年はまさか受賞できるとはと驚きがありましたが、今年は豊水の出足も良く、焼けた梨が終わって一回りして、いよいよ今日からベストな時期が始まったというタイミングだったので出品した梨には自信がありました。この時期は多少青みが残っていても十分甘さが出て味も濃く、みなさんに美味しい梨を届けられればという思いです。
直売所では出来るだけ美味しいものをご提供したいということから、日持ちはしなくとも十分色のついた完熟したものを並べています。ぜひ山中梨園へお越しください!』

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今回のイベントは、約2時間と開催時間が短縮された分、ギュッと凝縮。
梨の販売も審査もすべて同時進行ではありましたが、開始直後から梨についての説明があったり、クイズを楽しんだり、審査状況を見学出来たりと集まったお客さんが長く留まれる雰囲気があって、今まで感じなかったようなイベントらしさ一杯のコンテストとなりました。

まだまだ八千代の梨の美味しい季節は続きます。
10月末頃までいろんな品種が出回りますから、ぜひ直売所に何度も足を運ぶと新しい発見があって面白いですよ!

【関連レポート】
2011年09月14日 第26回園芸農産物 (なし・豊水の部)共進会を見学してきました!2012年08月11日 一番うまい梨決定戦!『第2回八千代市N-1グランプリ』に行ってきました

八千代ナビ!八千代の梨園マップはこちら
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2012年08月11日

一番うまい梨決定戦!『第2回八千代市N-1グランプリ』に行ってきました

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今年もいよいよ梨シーズン到来!
人気の品種“幸水(こうすい)”が最盛期を迎える8月中旬を前に、八千代市内の若手梨農家によるバトル「八千代市N-1グランプリ」が8月10日(金)19時から行われました!
今回は初めての試みで、事前に募集した子供審査員に決選投票をしてもらうことになりまして、会場もより大きな農業研修センター2階ホールにスケールアップ。
⇒第1回目の様子はこちら/第1回八千代市N-1グランプリ2011に参加してきました!

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↑ JA八千代市や直売所グリーンハウスの奥にある建物です。

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↑ 前回に引き続き、消費者特別審査員としてお声をかけていただきましたワタクシ、なび長男と一緒に参加させていただきました!

若手梨農家としてこの大会に参戦するのは、20〜30代の若手梨農家で構成される八千代市梨業組合研究部14名。人数は昨年と変わらないものの、1名卒業、1名加入と若干メンバーが変わったとのこと。
本来はこの14名全員が出品するはずでしたが、1名だけ今回の大会に幸水の育ちが間に合わないという理由で不参加となってしまいました。
幸水がピークを迎えるのは本来お盆を過ぎた8月中旬頃から。
ちょっと早めに設定されているうえに今年は少し生育が遅れ気味のようで、残念ながら13名によるバトルとなりました。

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↑ こちらが第2回八千代市N-1グランプリの会場!!

昨年の第1回目のときは15名全員の梨を、全員で食べ比べて審査を進めていったのですが・・・とにかく「お腹一杯!」。
さすがに全部の梨に違いがあるとはいえ、どれが良いか比べていると、次第に舌がぼやけてきて何が何だか分からなくなるという問題も・・・。ということで、今回は全部を審査せず、3グループに分けて各自4〜5個の梨を担当するというシステムに変更されました。
そのグループ予選を勝ち抜いた3点が決選投票に進出し、子供審査員はこの3つのうちどの梨が一番おいしいかを投票してもらうというやり方です。

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↑ 今回の審査方法やアンケートなどがバインダーに挟まれ、参加者に配布されます。

★審査方法
【出品の規格】幸水の2L・16玉サイズを5玉提出
【グループ分け】糖度計による糖度測定を行い、糖度順でグループA〜Cの3グループに分ける。
Aグループ:糖度1位・6位・7位・12位・13位
Bグループ:糖度2位・5位・8位・11位・14位(このうち1点は、今回不参加)
Cグループ:糖度3位・4位・9位・10位
【大会当日の進め方】
(1)グループ予選
出品した生産者13名及び消費者特別審査員1名による食味審査を行う。なお、各グループには出品者本人が審査に入り、消費者特別審査員はCグループに加わる。
対戦表のとおり2個〜3個ずつ食味審査を行い、美味しいと思う梨の番号を書いて投票。
計3回の投票を経て、グループ内の1位を選出する。
※審査時は梨の生産者名は匿名としています(審査を行う生産者は、どの梨が自分の梨かは知らされていません)。
※番号はランダムに付けられていて、糖度順位とは関係ありません。

(2)決選投票
各グループから選出された1位の梨を用意。計3点の梨を、生産者及び消費者特別審査員に子供審査員14名を交えて食味審査。美味しいと思う梨をひとつ選んで投票する。
※同点の場合は糖度の高いものを上位とします。

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↑ 当日不参加分、Bグループからひとつ減りました(黄色のバツ印)。私はCグループの審査に加わりました!

開会時刻の19時に向かうにつれて、続々と審査員に選ばれた子供たちや保護者の方々が集まってきました。
募集は10組程度ということだったのですが、多くの応募があったそうで厳正なる抽選の結果、13組のご家族をお招きすることになったとのこと。ちなみにうち1組が双子ちゃんということで、子供審査員は計14名となりました。
⇒今回の子供審査員の募集内容はこちら
八千代市在住の小学生ということでの募集でしたが、会場となるゆりのき近辺だけではなく、高津方面などからの参加者も多く、しかも特に男の子の割合が高かった!!
なび長男も梨が大好きですが、男の子に人気の果物なのかしら??
ちなみに小学2年生からの応募が一番多かったとのことです。

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そして19時をまわり、いよいよN-1グランプリ2012開会!!
まずは研究部部長の宮崎貴文さん(まる文梨園(豊梨園))からの挨拶です。

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『第2回目を迎える今回、ぜひ“生産者の常識を壊したい!”という目的を持って大会に臨みたいと考えています。その常識というのはふたつ。まずは自分たち農家が考える「うちの梨が一番おいしい!」という意識です。今まではあまり他園の梨に興味を持ってきませんでしたし、むしろ“手塩にかけて大切に育てているよそ様の梨を、無断でチェックしているようで食べては申し訳ない”という暗黙の風習がありましたが、前回の大会を通して初めて自分以外が育てた梨を口にし、その味わいの違いや栽培方法だったりに興味が向いたのではと思います。今回もさらにその意識を高めて、従来の概念を変えることというのがひとつ。
そして、“八千代市が梨の産地である”という常識です。
近年ここ八千代市には新しい住民の割合が大変多くなり、梨園が豊富だということを知らない方が増えてきています。実は生産者だけの常識になってきているのではないか?という考えに立ち返り、そういった方々に向けてさらなるアピールが必要であると考えています。市民の皆さん、子供たちに今回集まっていただいた狙いのひとつでもあります。』

そして、八千代市梨業組合長の小林隆さんからの挨拶が続きます。

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『八千代市内の梨農家は、最近減りつつありまして、現在約70軒ほどになりました。そうした中でもこの研究部に所属する若い世代が、後継者として頑張ってより良い梨づくりを盛り上げてくれています。
千葉県内には市川や白井など梨が有名な市が多いですが、八千代の梨は他とは違いスーパーなどの店先にはあまり出回ることがありません。直売所でほぼ完売するほど、毎年多くの方が足を運んでくださるような、大変消費者に恵まれた土地柄なのです。』

お二人の挨拶のあと、来賓紹介を経て、昨年MVPを受賞した山崎典正さん(まるきん梨園)からトロフィーの返還へと続き、いよいよグループ予選へ!
子供審査員が活躍する決選投票までの間、その様子を見学しても良し、もしくは会場に用意されたパネル展示コーナーで千葉のなしについての紹介を聞いたりして過ごします。
ちなみに展示コーナーでは、梨の試食も!!

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↑ どうして“味が自慢”の千葉の梨なのか?どんな品種があるのか?などなど、梨のひみつが小学生にも分かりやすく説明されています。

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↑ 奥のパネルでは、八千代市の農家の取り組みについても紹介。より良い梨を求めて、通常苗から育てる梨を種から生育する取り組みや、害虫への新しい対策など。

・・・って、あれ??

いつからそこにいたんですか!!

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↑ まさかのスペシャルゲスト「チーバくん」。かわいすぎるー!

子供たちがチーバくんと遊んだり、写真を撮ったり、梨を食べながら説明を受けている間、運ばれてくる13点の梨を前に予選がスタート。
私が審査に加わったCグループには、昨年の共進会(豊水の部)で八千代市長賞を受賞した山中園の齋藤裕之さん、丸富梨園の綱島洋平さん、山崎園の山ア宏洋さん、またベーの綱島祐介さんの4名が出品した梨が用意されました。

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↑ カットされた梨はどれも同じように見えます。これを一切れずつ食味審査し、よりおいしいと感じる梨に投票します。

はじめに11と12の梨を食べ比べて投票。
さらに13と14を食べ比べて投票し、結果それぞれから11と13が勝ち上がりました。
第1回の選定では一気に5種類ずつ食べ比べての投票だったので、今回は判定がとっても簡単!それだけに、割とサクサク進むので色々と梨農家の皆さんと会話をする余裕も。

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↑ 今回の食味評価票には、甘味、酸味、硬さ、肉質、香気、渋味の6項目について評価しやすくチェック項目が設けられていて有り難かった!

Cグループで出品されている梨園は、すべて以前直売所に伺ったことがあります。
皆さんさまざまなコンテストでの受賞歴をお持ちで、私の一押し直売所ばかり!
山中園さんは豊水やあきづきしか頂いたことがありませんでしたが、ほかの3園は最盛期の幸水を口にしたことがありましたから、なんとなく方向性がつかめるかな?と思っていたのですが・・・うーん、想像以上にイメージと違う梨がちらほら。

皆さんは、食べてみて自分の梨だと分かりますか?
『いやー、幸水は難しいね。豊水なら味の濃さや甘み、酸味のバランスとか特長が多いし個性も出やすいんだけれど。それに梨はやっぱり最盛期が美味しさもピーク。同じ梨園の、同じ木に生る梨であっても、時期によって味に変化があるんですよ。収穫シーズンは、毎日のように玉の色づき具合などを見ながら食べて、味の変わり具合を確認しているんですが、見た目がいくら最盛期のベストな状態であっても、収穫時期によって全然うまみが乗ってなかったりします。特に収穫し始めや終わり頃は、全然味がしないときもありますよ。最盛期は甘味がかなり安定しています。やっぱりどの品種も最盛期にぜひ召し上がっていただきたいですね!』

なるほどー!収穫時期で、そこまで味に変化があるとは!
以前食べたときに比べて甘さが乗り切れていないように感じたり、香りが弱かったりというのも、開催のタイミングがやや早めなので幸水の最盛期に味わった印象と比べてしまうとどうしても見劣りしてしまうのかも。正直なところ、第一回目のほうが甘さひとつ取ってもコックリした甘さ、すっきりした後味、はちみつのような甘味、などなどバラエティが感じられたのですが、今回はちょっとレベルがそこまで至らなかったような印象も。やはり生育の遅れが響いてしまったのかしら・・・。
逆に、最盛期の梨を食べ比べたら、どれもレベルが高くて個人の好みで左右されたりとかなり混戦しそうだわ!

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↑ 予選進行中の皆さんの様子

ところで今年の梨の出来栄えはどのような感じなんですか?先日ちょっと市内を回ったとき、なんとなくどの直売所も玉が大きい印象を受けたんですが。
『今年は梅雨の時期に日中晴れて、夜中雨が降るという天候が続いたんで、玉が大きく生育しやすかったんですよ。また、例年以上に暑さが続いたので病気が発生しやすく、摘果を通常より多めに行ったことで、結果的に一本の木に生る梨の量が少なくなって玉が大きくなったということもありますね。
豊水は7月に低温が続くと、果実の一部が透明に痛んだように見えるうるみが発生して収量が減ってしまうんですが、今年はその影響もなかったので豊水も期待できそうですよ。
あとは、9月以降に雨が多く降ると新高が食感良く仕上がるので、来月以降の天候も気になるところです。』

ちなみに皆さんからは、豊水で勝負したらまたちょっと味に差が出て面白いという声も。
幸水は「甘み」勝負だけれど、豊水のほうが味に奥行きがあって生育にも自然と力が入るとか。
一般受けが良いのは酸味がほとんど無い幸水ですが、9月以降に最盛期を迎える豊水の魅力もぜひ知っていただきたい!とのこと。
『酸味が気になるのは、芯の部分を浅くカットしてしまうから。幸水のように芯に酸味が無い梨と違って、もっと贅沢に芯を取り除くのがポイント。そしてできれば大玉を選ぶと可食部がそれだけ多くなるのでオススメです(芯の太さは一定で、玉の大きさに比例しないので)。』

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なかなか梨農家さんにこうしてゆっくりお話を伺える機会がないので、ついつい私も聞き込んでしまいましたが・・・審査は着々と進みまして、各グループから決選投票に進む1点の選出が終了しました。
前のテーブル3か所に、カットされた梨が続々と運ばれて、いよいよ子供たちに声がかかります。
つまようじを手にひとつずつ口に入れ、真剣な表情で選定をする姿が印象的!

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↑ テーブルをひとつずつ回って、一切れずつ食味チェック。

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↑ うーん・・・と唸りながら、黄色の投票用紙に書き込む子供たち。

無事に全員の投票が済むと、開票結果が出るまでしばし自己紹介&感想タイム。
子供審査員として参加した感想や梨について、ひとりずつマイクを向けていきました。
夏休みの良い思い出になった、梨が美味しかった!、梨を沢山食べれた、甘酸っぱくておいしかった、などなど、やや緊張しつつも笑顔で子供たちが一言ずつお話してくれました!

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前に並んで子供たちの話に耳を傾ける研究部の皆さん。
『普段は畑で仕事をするばかりで、こうして直接感想を聞ける機会はなかなかない。このような消費者との交流の場を通じて、“期待を裏切らない梨づくり”に力を注ぎたいと思える。美味しい!と言ってくれる八千代梨のサポーターのために、一層の向上を図りたい。』という感想を最後におっしゃっていました。

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そして研究部の方々から子供たちへ、研究部所属の梨園で使える「梨引き換え券」、おいしい果物の選び方冊子、レアなチーバくんシールシートなどがクリアファイルに入ったプレゼントが手渡されました。
1,000円分の袋梨と交換できるチケット入りとは、なかなか豪華です。

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さあ、結果発表!!
今年のMVPはどの梨に決まったのでしょうか?!
自分が投票した梨が何位なのか気になり、なんとなくソワソワした空気に包まれた会場に、第3位から順に紹介する声が響きました。

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第3位は、綱島弘光さん(まる乃梨園)が受賞(写真左)。
そして準MVPには、研究部長の宮ア貴文さん(まる文梨園(豊梨園))(写真右)が選ばれました!

2012年のMVPは、Cグループからの選出!
山ア園の山ア宏洋さんが、見事受賞されましたー!!

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↑ おおおー!と歓声が上がる中、MVPとして表彰される山ア宏洋さん。子供審査員代表の女の子から、トロフィーが授与されました。

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↑ 何とも嬉しそうな山アさん。『ぜひ豊水の時期にも足を運んでくださいね』とのこと。自家製堆肥を使うなど土づくりに大変力を入れている梨園さんです。 

今回出品された13戸の梨ですが、平均糖度は13.0度とまずまずの甘さ。
昨年の平均値13.2度には及ばないものの、通常梨の糖度は12度を超えれば十分甘いとされているので、八千代梨のレベルの高さが窺えます。
しかも、高いものでは15度を超える梨もあったんですって!

最後は研究部の方々と子供たち、そしてチーバくんを交えて記念撮影!
そして帰り際には、4個ほど入った梨の袋と消しゴムをお土産に頂いて、20時半頃の解散となりました。

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子供たちが加わったことで会場の雰囲気も前回より楽しい雰囲気で盛り上がり、イベントらしさ溢れる1時間半でした!
今回はグループ毎の決選ということで、出品者全員の梨を口にすることが出来なかったのがやや心残り。
お腹いっぱいにはなるけれど、やっぱり一度にこれだけの種類を味わえる機会はなかなか貴重ですもの。
審査は別にして「どれだけ味に差があるものなのか?」という面白さを、ぜひ子供審査員や保護者の方々にも体験してもらえるよう梨を(極小カットでも十分なので)用意できれば、もっといろいろな梨園に足を運んでみたい!という興味を引き出せたかな??という思いもありつつ。
でもそれはそれで、準備するのがものすごく大変ですね・・・。

来年以降も引き続き開催していきたいとのこと。
また子供審査員の募集があるようでしたら、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか?!
とても良い夏休みのイベントになること間違いなし!

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↑ スミマセン、なび息子が思いっきり中央を陣取ってしまいました・・・。子供審査員の参加者の皆さん、お写真のご協力有難うございました!

【今回の出品者一覧】
★宮崎 貴文さん(マル文 豊梨園
 ⇒日当たりを良くする。しっかり受粉し、早めの摘果で大玉をつくる。
★宮崎 真一郎さん(丸勘梨園
 ⇒基本技術を行ったうえで、畑が本来持っている土性を生かす。
★宮崎 徹さん(マルト梨園
 ⇒土づくり
★宮崎 修一さん(丸新梨園
 ⇒日当たりを良くする。土づくり(馬ふんワラ堆肥)
★山崎 典正さん(まるきん梨園
 ⇒病気を出さない。土づくり(馬ふんワラ堆肥)
★加藤 孝一さん(まる三 興梨園)
 ⇒土づくり(もみ殻雑穀堆肥)
★綱島 祐介さん(梨園 またべー
 ⇒土づくり(貝殻などのミネラル)
★綱島 洋平さん(丸富梨園
 ⇒日当たりを良くする。
★綱島 弘光さん(マル乃 綱島梨園
 ⇒土づくり(鶏ふん堆肥)
★綱島 啓太さん(まるツ梨園
 ⇒有機質の配合肥料、減農薬
★白井 靖嗣さん(果秀園
 ⇒樹勢。堆肥は使わずに有機配合肥料を使う。
★齋藤 裕之さん(山中園
 ⇒収穫時期を見極めて、完熟させてから収穫する。
★山田 貴弘さん(山田梨園)
 ⇒土づくり(牛ふんもみ殻堆肥)
★山崎 宏洋さん(山崎園
 ⇒日当たりを良くする。土づくり(牛ふんもみ殻堆肥)

〔関連ページ〕八千代ナビ!八千代の梨園マップ
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2012年07月29日

第1回八千代緑が丘夏祭りに行ってきました!

7月28日に開催された第1回八千代緑が丘夏祭りに、家族で行ってきました!

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↑ 場所は緑が丘イオンの裏にある、ウェルネスクラブWebと牧場創菓momomの駐車場です。

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↑ 地域のお祭り感覚で来場すると、結構な規模に驚きます!

さすがに猛暑の中の駐車場は、いるだけで汗が噴き出してきました。
この日のために設営されたステージ上で、盛り上がっている芸人さんはなおさら!

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↑ ややタイムスケジュールが押し気味だったようですが、次々とサンミュージックの芸人さんが登場するステージ。あともう少しいれば、桜塚やっくんが見れたんですが!なび息子たちがややバテ気味だったので、その前に帰ってしまいました・・・。

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↑ ロックンロールコメディーショーさん、ロリィタ族。さんなど、4組ほどの芸人さんのステージを見ることが出来ました。模擬店を回りながら、どこからでもステージを見ることができるよう配置されているので、模擬店だけを回るお祭りよりも自然と長く滞在できそう!

会場敷地を囲むようにテントが張られ、この日のために多くの地元企業や農家の方、学校関係者の方などが出店されました。お祭りをしよう!という話が持ち上がってから当日まで、かなり日が浅かったようですが・・・ここまでの規模を準備するのは相当大変だったのでは。
それも準備委員会のメンバーの方々の行動力、勢い、熱い思いがあってこそ!ステージ設営、撮影、ポスター配布・貼付などの周知活動などなど、その道に長けている方が進んで協力してくださったおかげで、色々な準備が整ったそうですよ。

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↑ どーんと祭りやふるさと親子祭りなどでも見かけるような出展企業も沢山!

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イオンの裏での開催ということもあって、ファミリーで訪れている方々を多く見かけました。
このあと緑が丘駅へ向かう途中、イオンにもちらっと寄ったのですが、浴衣や甚平姿の子供たちも沢山いましたし、この場所での開催は今後定着すればもっともっと盛り上がるのでは?!
『今回の実績をステップに、ぜひ来年以降も開催したい!今回の反省点をぜひしっかりチェックしていきたい!』と、意気込みを見せていた実行委員の方々。
地元の輪を!と一から作り上げた今回の夏祭り、楽しませていただいて有難うございました!

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〔関連レポート〕
2012年07月19日 「第1回八千代緑が丘夏祭り」7/28(土)開催! 
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2012年05月30日

「Huali Rosa Handmade マルシェ」に行ってきました!

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早耳情報でご紹介していた「Huali Rosa Handmade マルシェ」。
5月27日〜29日の3日間、大和田新田の家coco八千代店さんで開催されていたのですが、昨日の最終日にお友達と行ってきました!
⇒早耳情報はこちら

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↑ 296号沿いにある家coco(うちここ)の一角で開催されました。

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↑ 駐車場が5〜6台分あります。

このハンドメイドの品を集めて販売する1dayショップ、いわゆる「マルシェ」と呼ばれているイベントは、近年すごく増えてきているそうで、知る人ぞ知るお買い得&穴場なお買い物スポットとして人気なんだとか!
私が選んでいる間も何人ものお客さんが入れ代わり立ち代わり、客層も30代前後のママ達から年配の方まで、本当にさまざまでした。
さて、今回私が伺ったのはビーズの先生とフラワーアレンジメントの先生お二人が主催しているハンドメイドマルシェなんですが、置かれている品はお花やビーズだけではないんです。ハワイアン風の小物を作る方だったり、ハンドメイド子供服を作る方、最近とっても人気のスイーツデコをあしらった小物を作る方、ニット服やカバンなどなど、参加する作家さんは回を重ねるごとに増えているとか。

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↑ スペースは6畳〜8畳くらいの部屋で、10人も入れば一杯というほどの限られた空間。

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↑ その中になかなか買いたいものが決められないほどの、バラエティ豊かな品が詰め込まれているんです。

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↑ 家cocoさんのキッズスペースをお借りすることができたので、私とお友達はゆっくり選べました!

参加している作家さんは、先生をなさっている方に限りません。手作りすることが大好きでたくさんご自宅で作っているけれど、特に売るために作っているわけではないという方が、こういう「マルシェ」という形があることを知って、作品の数が揃った段階で年に1回だけ参加するというケースも。
また、「こんな作品が作れますよ!」というアピールをしたうえで、さらにマルシェの場で注文を受けるきっかけにつなげたり、お教室の案内や講習会開催のお知らせなど、アピールの場として参加されていたりもします。そのため、一般的なお店に比べて「これだけで儲けよう!」という発想に至らず、出品者が自由に付けて良いというそのお値段は、どれも破格のお安さ・・・。

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↑ ハンドメイドのビーズアクセサリーを販売する横には、おけいこの情報が紹介されていたりします。

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↑ 沖縄から取り寄せた本物の島ぞうりに、オリジナルのイラストを彫ったという作品。こちらはオーダーを受けて、名前や好きなイラストを彫ることができるようになっていました。

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↑ 外のテーブルにも所狭しと作品が並びます。こちらにも講習会の情報が。

フラワーアレンジメントの先生曰く、普通にお店で買うと10,000円以上するようなアレンジのお花も、ほとんど原価に等しいくらいの7,000円前後で出品されていたりするそうで、見る人が見れば「まさかこんな値段で買えるの?!」と卒倒するレベル。ご自宅用はもちろん、例えば新築祝いに贈るために買っておこう!といった感じで、プレゼント目的でいくつも選ばれるケースも少なくないようです。

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↑ プリザーブドフラワーを使ったアレンジや、アジサイをモチーフにしたリースなど、この季節にすぐ使える品が手に入るのも素敵!

店内には、ハンドメイドの品ということでナチュラルな雰囲気のものが数多く並んでいます。
子供のお洋服なども、いかにも1点ものって感じで可愛らしい!!
大抵マルシェといえば1dayがほとんどだそうですが、「Huali Rosa Handmade マルシェ」は毎回2〜3日間にかけて開催されることが多いとか。そのため、どの作家さんも工夫して、同じものをなるべくいくつも用意したり、売れ行きの良かった作品を一晩かけて作り足したりして、どの日に来ても品数が揃うようにしているそうです。前回は今年の2月頃に開催したため、ハンドメイドのマスクが大人気!その作家さんは夜を徹して次の日のために何枚も作ったとか・・・。

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↑ 大人向けの洋服や、市販品ではなかなか出会えないデザインのカバンなどなど。

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↑ 120サイズの女の子用ナチュラルワンピなど。結構子供服って買う場所が限られているので、かぶりがちなんですよね・・・。こういうハンドメイド品が手頃な価格で手に入るのは嬉しい!

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↑ 布製のスマホ入れも、かなり人気だったそうです。

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↑ 家に飾るだけでグレードアップしそうな可愛い小物がいくつも!「これをもし我が家に置くなら・・・」と考えてて、いつまでも買い物が終わりませんでした・・・。

ただ、どうしても大きな作品などは1点ものが多く数に限りがあるため、1日目にほとんど売れてしまうことがほとんどだとか。それでなくても、どの日も午前中は混雑しがちなようです。
ちなみに基本的にマルシェはセールがありません。売れ残ったものを3日目に安くしたりはしないので、品数が限られてしまう最終日よりも、初日に人が集まる傾向にあるようです。

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↑ これからの季節にピッタリのハワイアン小物も次々と手に取られていきました。

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↑ ストラップやマグネット、文房具などにデコされた可愛い小物たち。幼稚園児や小学生の女の子たちにすごく人気だそうです。

次に来たときには、同じ作品にはきっと出会えません。
今買わなかったら、もう誰かの手に渡ってしまうかも。

そんな1点モノばかりに囲まれたお買い物は、そう簡単に終わらず・・・ものすごーく迷いに迷って、お気に入りの品を数点購入して帰りました。
かなりはまりそうなマルシェですが、なかなかどこで開催されるのか情報が入手しにくいのが残念!
また次回のマルシェのお話があったら、早耳やイベント情報などでご紹介しますね。

ちなみに今回のビーズ&フラワーの先生方主催ではないのですが、来月6月21日〜22日の2日間も、同じく家cocoで布小物やアクセサリー、手作り雑貨、スクラップブッキングを手掛ける作家さんが集まるハンドメイドマルシェ「mom's garden」が予定されているそうですよ!

やちなび子
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2012年04月08日

第9回源右衛門祭に行ってきました!

今日の八千代市はまさにお花見日和!
風もそこまで強くなく、陽が当たると少し暖かすぎるくらいで。
満開直前、まだ葉が出ていないベスト・コンディションの桜を求めながら、源右衛門祭にふらりと立ち寄ってきました!

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↑ 新川沿いにある、八千代総合運動公園の多目的広場(グラウンド)が会場になっています。なかよし橋から、青・白のストライプ色のテントが見えてきました。

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↑ 毎年花見の方で溢れる「桜の広場」には、11時前だというのに大賑わい。

源右衛門祭では、新川沿いの道のゴミ拾いを参加希望者が行う「新川一斉清掃」が毎年企画されています。
子供たちと会場へ向かう道中では、多くの方がごみ袋片手に土手へ降りたり、草をかき分けゴミを拾う様子が見られました。
スミマセン、私たちは出遅れて参加できず。会場に到着した頃には、「本日の一斉清掃参加の受付は終了しました」と残念なお知らせ看板が・・・。

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多目的広場では、ふるさと親子祭りやどーんと祭りの規模に比べると半分ほどのスペースを使って会場が設置されていました(もう半分は関係者用駐車場として利用)。
桜の広場方面には特設ステージが設けられ、市内学校の生徒さんによる演奏だったり、ダンスだったり、途切れることなく発表が続けられていました。
一方、会場を囲むように設営された青・白テントの下では、あまり他のお祭りでは見かけなかったような出店も多く並んでます。お花見イベントだからかしら、バーベキューっぽい焼きモノ系が目立ちました。簡単なお弁当だけ持参したけれど、これなら十分バーベキュー気分を味わえそうだわ!

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どのお店も、11時を過ぎた頃からどんどんと人が並び始めていましたが、ダントツ人気だったのが、このイベントの目玉でもある大鍋で作る豚汁「源右衛門鍋」ブース!!

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清掃に参加された方には、1杯無料の券が配布されるのですが、それにしてもこの列!!
想像していた以上の人数で、子供二人連れてやってきた私・・・まさかの不戦敗。

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↑ 予想をはるかに超えた大行列!まだまだ手前へ伸びていて、この後も短くなるどころか勢いを増すばかり。豚汁の余力を計算してお弁当控えめに作ってきたのにー!(結局なび息子に、焼き鳥とか色々買わされましたわ・・・。)

今回の豚汁は、先日早耳レポートでもご紹介したとおり、ニッポン全国鍋合戦で見事準優勝を果たした「もちぶた炙りチャーシュー」入りの特別バージョンも販売!
これを求めて今日は来たっていうのにー!

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↑ 通常の豚汁は200円。炙りチャーシューバージョンは400円。

せめて、そのチャーシューの様子だけでも!と、のぞいてまいりましたわ。

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↑ 2メートルもの大鍋で作る豚汁、この源右衛門鍋を毎回作っていらっしゃるNPO法人「街づくり市民の会」さんに以前伺った話では、前日は仕込みに50人ほどが集まって野菜の皮むきなどを行うんですってー!しかもこの鍋も発案当初はもっとサイズが小さくて、市民の会の方々が知恵を出し合って、ここまで大きな鍋へとステップアップしてきたとか。

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↑ 豚汁を彩るのは、魚次の常連さんならピンとくる、あの「もちぶた」の炙り!特製タレに漬けこんだチャーシューを、香ばしく焼き上げていきます。

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↑ こんな贅沢な一枚が乗った豚汁、私も食べたかったー!!!

源右衛門祭にふさわしく、会場内ではこんなブースも発見しました。
江戸時代の平戸川(今の新川)と花見川が当時どのような状態にあったのか、八千代市の各地が印旛沼からどのくらいの高さにあるのか、源右衛門が手掛けてから今の平穏な新川へと至るまでの変遷などなど、その歴史を説明してくれるPRコーナー。
題して『あばれ沼と八千代の人々の苦しみ』

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穏やかな新川は、さまざまな人たちの苦労の末の産物なんですよね。
花見を楽しめる環境に感謝!

お弁当を食べ終えて、12時半頃に会場を後にしたときには、源右衛門鍋以外のブースもかなりの列!!
帰り道では、さらにさらにお花見の人数が多くなっていて、スペースを探せないほどにシートが敷き込まれてました。あらためて「桜」のすごさを実感します。

まだもうしばらく、新川沿いはにぎわいそうですね。

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2011年09月14日

第26回園芸農産物 (なし・豊水の部)共進会を見学してきました!

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先日9月11日(日)に緑が丘イオンで行われた梨の共進会を見に行ってきました!
毎年賞の選出が終わったお昼過ぎ頃に向かっていたのですが、今回は初めて審査の様子から拝見してきました。

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↑ おなじみ2階アゼリア広場では、梨の箱が並べられていました。丁度糖度測定を終えたところだったそうです。

市内には現在70名もの梨農家がいらっしゃるのですが、この共進会には全員が出品しなければならないわけではありません。この時期は梨の収穫で忙しかったり、人手や収量が少なく出品する余裕がないといった理由で見送られるケースもあり、今回は48名が参加されました。

今回の出品規格は4Lサイズ・12玉入りの豊水。
それを当日朝にJA八千代市本店へ各農家さんが持ち込み、それをまとめてイオンに搬入して並べています。
審査は(1)糖度測定(2)外観審査(3)食味審査の順に進められていきます。チェックは千葉県農業事務所の普及指導員によって、ひとつひとつ丁寧に審査が行われます。

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↑ 全ての梨箱に番号が振られ、どの梨が誰の出品なのかは一切分かりません。

まずは出品規定に適合しているかをチェックしたうえで、(1)糖度測定からスタート。
箱の中から4点をピックアップし、「赤道部の着色中庸な部分」に糖度計を刺して測定します。
今回の平均糖度は12.4度と、例年並みな甘さだそう。
昨年は猛暑で全然雨が降らなかったこともあって平均糖度がかなり高かったようですが、今年も一般的な梨の糖度から見ればかなり甘いとされるレベル!

糖度の測定結果から、上位24箱が選出されて(2)外観審査へ。
箱の中に納まっている梨の玉が、いかに揃っているか?
果皮の着色は均一か?
果形は揃っているか?
などなど、表面の手触り感や色味といったあらゆる角度から丁寧に審査し、先ほどの糖度結果とも照らし合わせて、最終選考に今回は5点選ばれました。

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選考が着々と進んでいる一方で、10時からはここ数年お馴染みになりつつある「梨クイズ」も開催。お買いもの途中に休憩がてらクイズを解く方、お子さんに誘われて一緒に回答用紙を囲んで座るご家族など、「やちよの梨」一色の広場で足をとめられる方が多く見られました。

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↑ 受付で梨に関する読み物1枚とクイズ用紙を配布してくれます。

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↑ なび夫さんも回答中。こういうクイズを解きながら資料を読むと、すいすいと頭に梨情報が入ってくるから面白いですよね。

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↑ 回答用紙を受付に持っていくと、ちーばくんが可愛らしいファイルをプレゼント!千葉県としてはいろんな野菜や果物が全国トップですが、それを支える主要産地市町村に八千代がひとつも入っていない・・・こんなにどれも美味しいのに。梨も大量生産する白井などとは八千代は全く違った生産スタイル。生産量が少ないから注目されにくいけれど、隠れた名産地「八千代市」として幅広く周知されていくといいですね。

しばらくイオンの中をうろうろして、再び11時半頃会場へ戻ってきましたら、各賞の選出が完了していました!
共進会では色々な賞名があるのですが、1位なら「八千代市長賞」、2位は「千葉県園芸協会長賞」・・・と順位毎に賞が割り振られるので、表向きにはどれが何位なのかは分からないようになっています。

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↑ 左から1位、2位、3位・・・と全17の表彰梨が並びます。

審査員の方のお話では、今年も大変ハイレベルな戦いだったとか!
『今年は7月〜8月上旬まで天候が良く、収穫前の時期に雨が多かったため、例年この時期はまだ豊水の最盛期前ですから大玉も出にくいはずなのですが、今年は大玉傾向です。そして、冷夏の年は梨の果肉まわりが傷んだように水浸状になってしまう“みつ症”を招きやすいのですが、全体的に品質が良く商品になる率が高いようです。』

その中で、今年栄えある第1位「八千代市長賞」を獲得したのは、山中梨園の斉藤裕之さん!!

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↑ 山中梨園は、ダスキンが途中にある女子医大横の通りをバラ園通りまで向かった突き当り右あたりにあります。

最終選考では、どの梨も糖度が高いので、食味のシャリ感と外観での勝負となった模様。
中でも一際食感が良く、且つ梨の形がとてもキレイで揃っていた斉藤さんの梨が、満場一致で1位に選考されたとのことでした。

2位「千葉県園芸協会長賞」は宮崎守良さん(⇒マル奈梨園)
3位「八千代市議会長賞」は綱島美恵子さん(⇒丸富梨園)
と続きました。やちなびの梨園マップで紹介したことのある梨園さんが入ると、おおおー!と嬉しくなります。基本的に梨園マップでは、“自分の梨づくりに自信があるから取材されても大丈夫!”とお話を聞かせてくださった方ばかりを掲載していますから、どの梨園さんも本当に味わいがあって美味しいんですよ!

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4位「千葉県果樹園芸組合連合会長賞」は櫻井正浩さん(⇒櫻井梨園)
5位「八千代市農業協同組合長賞」は山崎典正さん(⇒まるきん梨園)
6位「千葉農業事務所長賞」は宮崎修一さん(⇒丸新梨園)
でした!
櫻井さんは平成19年千葉なし味自慢コンテストで八千代市初の農林水産大臣賞(1位)を受賞されたことでお馴染みの梨園。山崎さんは先日行われたN-1グランプリでMVPを受賞されたばかり。宮崎さんもN-1で最終選考に勝ち残った実力派!ちなみに丸新梨園の生産者は「宮崎弘」さんになっていますが、弘さんのご子息の修一さん名で今回参加されています。
最近は3代目、4代目世代がどんどんこうした品評会に出品され始めていますね。

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これらの表彰式は11月に別途行われるので、この日は選出だけだったんですが・・・多分私が初めて共進会を見に来た2007年以来久々に豊田市長もいらっしゃいました!

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八千代市長賞を獲得された斉藤さんも会場に駆けつけ、市長からお祝いの言葉を頂きつつ、記念撮影も無事に行われました。

山中梨園の名を背負い息子の斉藤裕之さんがこの共進会に参加し始めて、今回初めて1位を受賞されたので大変嬉しかった!と感想を述べていらっしゃいました。
『4位までは入賞したことはありましたが、やはり1位というのは達成感があって嬉しいです!梨づくりについては特別何か変わったことをしているわけではないのですが、やるべきことをまじめに取り組んでいます。直売所へご自宅用に買いにいらっしゃるお客様は、やはり一番熟して甘い頃をご希望になりますから、なるべく色付きの良いギリギリのところをもいでご提供しているのですが、今日はほんの少し加減したせいでしょうか。食感もベストに残り、良い審査結果に恵まれたようです。』

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この後、出品された梨が袋詰めされて販売されていきました。

豊水は「酸味があってニガテ・・・やっぱり幸水のほうが甘くて好き」という方もよくいらっしゃるのですが、梨農家の方は皆さんそろって「豊水がうまい」とおっしゃいます。
実は糖度で比べると、豊水のほうが高いんです。
ただ、芯の部分が幸水にくらべて酸味が強いので、「玉の大きさ選び」と「カットの仕方」にコツがいります。
とにかく豊水を買うなら大玉をチョイス!
芯の大きさ(太さ)はどの梨も同じなので、なるべく可食部が多いほうが美味しく味わえます。
そして、カットするときにはぜひ1/8にしてから芯を大きめに取り除くのがオススメ。1/4の大きさで芯をとろうとすると、無駄に美味しいところまで取り除いてしまうので・・・。
幸水やリンゴのように芯が酸っぱくないものと同じ感覚で剥いてしまうと、酸味が強すぎて“豊水本来のコクやみずみずしさ、巨峰のような芳醇な甘さ”が消し飛んでしまってもったいないですよ!

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↑ 黄色いラインくらい大きく芯を取り除いてみてください。

私も最初は幸水派だったんですが、梨園めぐりをしているうちにいつの間にか豊水好きになってしまいました。
ちなみに、それでもかたくなに幸水が好きというなび夫さんには、9月の梨の中でも幸水の味わいに大変近い「秋月(あきづき)」という種類の梨を買ってきます。
秋月も滑らかな食感で、芯近くも酸味が少なくて美味しいんですよ!
⇒ちなみに秋月のレポートはこちら

まだまだこれから最盛期を迎える梨。
ぜひ直売所めぐりを楽しんでみてくださいね。

〔関連レポート〕
⇒八千代ナビ!梨園マップ
第1回八千代市N-1グランプリレポート
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2011年09月08日

ヨーカドーの八千代ふるさと産品まつりに行ってきました!

今日は村上フルルに用事があったので、ついでに9/7(水)から開催している「八千代ふるさと産品まつり」に寄ってみました!

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↑ ヨーカドー1階の催事場には、市内で見かけたことのあるお店がたくさん並んでいます。

特にスイーツ店は、どこもやちなびでレポートしたことのあるお店ばかり!
(アリッサムさんにはよく買いに行っているので、絶対どこかで私書いていたような気がしたんですが・・・H-chiさんから頂いた提供レポートしか見つからなかった!)
⇒パティスリーランパルフェ
⇒貝殻亭(ソレイユ)⇒スイーツアリッサム

他にもこの時期ならではの市内梨農家さんの豊水袋売りや、八千代台の生キャラメルのお店「味の十字星」さんの各種キャラメル、八千代台駅西口方面へ向かう途中にある有明堂さんのカステラなどなど、行ってみたいと思っていたお店の商品を色々と手に取ることができるチャンス!

でもやっぱり

今回限定の商品を売り出していたランパルフェさんの栗スイーツが魅力的で、足がとまってしまいましたわ。

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↑ 前回の出店時以上に種類が豊富になってます。バースディケーキに使えそうなホールのショートケーキがおいてあって、写真をとった後速攻売れていきました。

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↑ 焼栗ロール、和栗シャンティ、栗のシャルロット、生パイ(マロン)、コバオーマロン(これはランパルフェさんで賞を取ったほどの定番商品だったのに!ヨーカドー限定になっていた!!)、の5種類が限定になってます。

栗のシャルロットは中がムースになっていてボリュームもあり人気だとか!
和栗シャンティはモンブランに使うマロンと違って和栗ならではのシンプルさが売りだそう。どれも魅力的でしたが、まだ最終日の9/11(日)まで日があるし・・・“とりあえず”2個。
焼栗ロール(400円)と和栗シャンティ(380円)をチョイスです。

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焼栗ロールは、台の部分がロールケーキになっています。
ロールの中身とトッピング部分に使われている生クリームは、他のケーキよりやや固めに仕上げられていて、フォークを差し込んでも輪切りロールは型崩れせず。
この生地がまたウマ!!もちもちしっとりな厚みのあるスポンジは、アクセント程度で洋酒風味が利いています。これにやや控えめな生クリームのお味が見事に調和!

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↑ 見た目にも魅力的な栗2つ乗せ!!

和栗シャンティは、あまりランパルフェさんでは見かけなかったタイプかも?
3段仕込みのこちらのケーキ、一番上には定番モンブランに比べて重くない和栗と生クリームだけで仕上げられたクリームの絞り出し、中央にはランパルフェさんらしいふわっと甘さが残るゆるめの生クリーム、土台部分は刻んだクルミが練り込まれたしっかり目の生地で出来ています。

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↑ 和栗の自然な風味は、ぜひ緑茶を合わせて楽しむのも良さそう!中央の生クリームにも柔らかい栗が入ってます。

ケーキだけにしておけばいいのに、八千代台の和菓子店「大こくや」さんから、「カフェふくろう」さんとの限定コラボ商品が出ているとヨーカドーのチラシで見ていたので、どうしても食べてみたくて手を出してしまいました。

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⇒カフェふくろうさん体験レポート

大福の中身があんと生クリームで出来ているヒンヤリタイプの洋風和菓子。
コーヒーティラミスと抹茶ティラミス(各250円)をひとつずつ購入です。
大こくやさん定番の揚げたて!かりんとまんじゅうは前回のふるさと産品まつりで美味しくいただいたので、今日はさすがにやめておきました・・・。

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↑ ああ、今日のおやつは完全にカロリーオーバー・・・。(いやいや、私一人で完食はしてませんよ。なび息子たちと分け合いました。)

コーヒーティラミスは、薄い餅の周りにココアパウダーがまぶしてあって、コーヒー風味の白餡(なのかしら?)の中央にふんわり生クリームが収まっています。もう一方はきりっと渋みの強い抹茶がまぶされ、中央はほんのり酸味の利いたチーズクリーム(マスカルポーネ?)。
どちらも柔らかな食感で、小ぶりなのであっという間に頂けてしまいます。
いくらか涼しくなったとはいえ、まだまだ続きそうな残暑。冷たいおもてなしに、目先の変わった洋風和菓子はピッタリだわ!

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↑ 保冷剤を付けていただいて、しばらく持ち歩いたけれど開けたらヒンヤリ!

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↑ お茶でもいいし、コーヒーでもいいし。うーん、ふくろうさんでコーヒーを頂きながら食べたい!お店メニューにはならないのかしら??

今週日曜日までヨーカドーさんで開催しています。
ぜひ、行けそうでなかなか行けない市内のお店めぐりを一度に楽しんでみてはいかがですか?

●イトーヨーカドー八千代店 047-405-1511
千葉県八千代市村上南1-3-1(地図
【営業時間】10:00〜22:00
【イベント開催日】平成23年9月7日(水)〜11日(日)
【ホームページ】http://www.itoyokado.co.jp/blog/215/

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2011年08月11日

第1回八千代市N-1グランプリ2011に参加してきました!

8月9日の夜、八千代市農業協同組合本店にて、若手梨農家たちの熱ーい戦いが繰り広げられました。

誰が作った梨が、一番うまいのか?!

渾身の一切れを、見た目ではなく「味」だけで勝負するという、いまだかつて試みたことのない勝負・・・その名も「N-1グランプリ」。

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↑ 決戦の場に選ばれたJA八千代市本店。開始時刻19時前の夕暮れに包まれた駐車場には、続々と出品者が集まってまいりました。

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↑ 会場は2階奥にある会議室。

八千代市は大正時代から続く梨産地で、栽培が始まって間もなく100年になろうとしています。
市内に数多くある梨農家では、皆がそれぞれ「自分の作る梨が一番おいしい!」と自信を持って作り続け、3〜4代目となる若手に引き継がれつつあるわけですが・・・意外なことに、自分の家の梨以外、食べたことがないんですって!!!特に若手の親世代あたりから、“手塩にかけて大切に育てているよそ様の梨を、無断でチェックしているようで食べては申し訳ない”という暗黙の風習が出来てしまっていたんだとか。
『梨の品評会は行われていますが、これは専門家など第三者が審査員を務めますから、生産者自身は受賞した梨と自分の梨がどう違うのか、どういう食味が考慮されたのかを実際に体感することができません。普段から他の梨を食べないのに、まさか受賞者に味見をさせてとも言えませんし。
けれども自分たちが梨の技術向上のために勤しんでいる中で、やはり“美味しい梨づくり”を目指すには自分の梨だけで変化をみるのではなく、どんな取り組みがどう梨の味に反映されていくのか、食べ比べて知る機会は不可欠だと感じたのです。』

そう考えたのが、20代〜30代の若手梨農家で構成される八千代市梨業組合研究部の方々でした。
以前は研究部に50代まで参加し大所帯だったそうですが、もっと若手に好きなように取り組めるように、サポートはするけれど実践からは外れようということで現在の14名構成になったそうです。
今までタブー視されてきた食べ比べの発想が出たのも、若手ならでは。
実施の際には梨業組合会に相談されたそうですが、やりたいと思ったことはどんどんチャレンジすれば良い!と後押ししていただけたんだとか。

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今回は、研究部14名全員がそれぞれ持ち寄った幸水梨のうち、一番おいしい!と思った梨に自分たちが投票するという“生産者間投票”というスタイル。この審査には、研究部メンバー14名のほか、消費者代表1名の投票も加わるのですが・・・僭越ながら、この消費者に私を選出していただきました!!!!!

梨マップ、頑張って作り続けてて良かった!!!

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↑ 今年のMVP(Most Valuable Pear Farmer:若手最優秀梨農家)に輝いた方には、千葉県千葉農業事務所所長から表彰されます。超立派なトロフィーじゃないですか!

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↑ 続々と集まる関係者や取材陣の方々。初めての試みに皆さんソワソワしている中で、「梨食べれるのー!?」と嬉しそうにはしゃぐなび長男・・・。

定刻の19時を過ぎ、いよいよ記念すべき第1回八千代市N-1グランプリ2011がスタート!
まずは、今回の主催者でもある研究部部長の宮崎修一さん(丸新梨園)から、挨拶の前に大切な報告がありました。

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『3月の震災・原発事故によって懸念されていた梨への放射能汚染ですが、これから最盛期を迎える直売所にとって大変気にかかるものでした。そこで研究部を主体として検査を依頼したところ、ヨウ素・セシウムともに検出されませんでした。この結果は、梨生産者の皆さんにとって大きな支えとなると思います。』
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↑ 平成23年7月28日付 幸水梨の放射能測定結果書 本紙コピー

『改めまして、N-1グランプリ開催にあたりましては、この審査を通じて客観的に自分の梨を見て、また比較することで栽培技術の向上の目標としてもらえればと考えています。今年6月佐賀で開催された全国大会に参加した際、研究員の方が“梨の栽培に満足したときは辞めるときだ”とおっしゃっていました。MVPを受賞した生産者にとっては大きな励みになり、受賞できなかった場合も自分が美味しいと思った梨農家の技術を学ぼうという意欲につながるでしょう。“疑問を持ち続けること”、“向上心を持ち続けること”、これが美味しい梨づくりへのモチベーションとして、N-1が役立っていくことを願っています。』

そして、八千代梨業組合長の宮崎敏勝さん(豊梨園)からはこんなお話も。

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『梨は嗜好品ですから、10人全員が同じ味や食感を好むことはないでしょう。100%全員がうまい!という梨が選ばれるのは難しいでしょうが、ぜひ正々堂々とそれぞれの家の梨を味わってみて、参考にしたい食味の梨があればどんどん栽培方法を研究してください。このN-1グランプリを通じて、生産者同士が競い合うことで市内全体の底上げを図り、八千代の梨の美味しさを全国にアピールできる機会になっていけばと思っています。』

続いて、今回の審査要綱についての説明が行われました。

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【出品企画】幸水の2L(16玉サイズ)を4玉
【審査方法】
1.グループ分け
(1)非破壊糖度計による糖度測定を4玉全て1ヶ所ずつずつ行い、各生産者の平均糖度を出す。
(2)糖度がばらけるように以下のとおりA・B・Cの3グループに分ける
Aグループ:糖度1位、6位、7位、12位、13位(5名)
Bグループ:糖度2位、5位、8位、11位、14位(5名)
Cグループ:糖度3位、4位、9位、10位(4名)
2.食味審査
(1)グループ内1位決定
生産者及び消費者代表による食味審査。審査対象の梨(生産者は分からないよう匿名)を一人一切れずつ食べて、各グループごとに最も美味しいと思った梨1点に投票。同点1位の場合は糖度が高いものを優先する。
(2)最終選考
各グループ1位の梨3点の食味審査を上記(1)と同様に行い、MVPを決定する。

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↑ 各グループそれぞれの梨の食味メモ(甘味・酸味・歯触り・香気など)をつけながら判断していきます。

それから審査用の梨皿がAグループから順に並べられ、いよいよ自分の味覚との真剣勝負が始まりました!!

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↑ 8等分にカットされた梨がお皿に盛られた状態で登場!どの梨が誰の梨なのか、一切分かりません。実際に梨農家さんに伺っても「まだカット前なら何となく手触りでわかることもあるけれど、こうなっちゃうと全然わからないなぁ」と戸惑い気味。
取材の方々が一斉に梨にカメラを向ける様子に、気分もなんだか盛り上がってきます!


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↑ 食べた順番で審査に偏りが出ないように、各梨の前に3名ずつが並んで試食の列をスライドしていくという方法がとられました。どれもみずみずしく美味しそうな梨!!

どれも朝に採れたばかりの、自慢の梨ばかり。
普通にスーパーで売られているような販売ルートとは違って、木で熟してからもいだみずみずしさや香り高さは半端ありません!
高レベルな梨、しかも同じ幸水という品種に、どう差をつけていくのか?!

皆さん唸りながらも、手元のメモへ思い思いの感想を書き込んでいきます。
そして、自分の好みの梨の番号を投票用紙に書き込み、投票箱へ。

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決戦は粛々と行われていくのかと思いきや、もう食べてるそばから「いやー!これは甘いなー!」「全然食感が違うわ、ダントツここのグループはこの番号に決まりだな。」「自分はこっちも迷うんだけどねー」と、それぞれの梨についての評価話が盛り上がりまくり。
なんといっても、誰が出品しているのか分からない点が、遠慮のない批評を後押し!ここまで客観的に、こんな数を食べ比べることってそうそう出来るものでもありません。

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それにしても、同じ品種なのに、どうしてここまで食味に違いが生まれるんでしょう?!
梨園マップを作っているときにも、同じ梨はひとつとして無い!と心から思いましたが、こうして14点を同時に食べ比べても、やっぱり全く同じ味わいの梨はひとつもありません。
甘い!と思っても、それがはちみつ系のねっとりした甘さだったり、すごくフルーティな香りが溢れる甘さだったり。歯ごたえもシャリ感は抜群でも少し舌触りがざらつくかな?という梨もあれば、もう少し歯触りが強めだと言いけど他にはない滑らかさがある!といった違いなどなど。

どれもひとつひとつ頂く分には、それぞれの特長ある美味しさがあって楽しめるんです。
それを利き酒のように並べてしまうと、好みで差を付けざるを得ませんから、ちょっと勿体ない感じもします・・・でもここは、N-1グランプリの場!
心を鬼にして、投じる1票を選ばせて頂きました。

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↑ 第3グループに差し掛かる頃には、さすがに満腹感が・・・。ここまでで2Lサイズを10切れ食べているんだもの。とは言え真剣勝負!大切な一票を投じるべく、根性で味をチェックしていきます!

全て投票を終えるとすぐに集計作業が行われ、各グループの1位が発表されました。
Aグループからは「B」、Bグループからは「J」、Cグループからは「K」が選抜!
「おー!やっぱり!!」という思いもあれば、「あー!みんなそっちだったかー!悩んだんだけどなぁー!」という思いもあり。
ほんのわずかな食感の好みや甘さの傾向で決まっていくシビアさが、N-1の醍醐味と言えそうです。

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↑ さあ、ここからMVPが選ばれます!!

最終決戦は、予想外な展開となりました。
最初の印象と大きく異なった梨が出てきたりしたのです。やはり自然のものですから、同じ農園で作られていても、全く同じ味わいが再現されるとも限らないのか・・・あー!私の中では本命だっただけに、ちょっと残念!!と思う梨がひとつありました。
逆に、えええ?!さっき以上にすごいのが出てきた!!このコクでこのみずみずしさ?!と唸ってしまう梨。そして、うわ!こっちも後味が最初よりキレがあって好みだわー!なんていう混戦状態。

皆さん、かなり悩んだでしょうね・・・だってMVPは1〜2票差という、超僅差だったんですもの!!

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↑ この手元の封筒の中に、最終結果が入っていますよー。

まずは今回出品された14点の平均糖度が発表されました。
ずばり、13.2度!!
13度を超えるような梨は、広告だったらまず間違いなく前面に糖度を押し出すくらい、甘い梨です。それが平均というのだから、レベルの高さが違います!

そんな中でも、見事1位選抜となったB・J・Kそれぞれの生産者が発表されました。
(どんな梨だったのか、なび子評もご参考までに。一回戦・決勝戦の総合的な評価です)

B:綱島 弘光さん(マル乃 綱島梨園
なび子評/はちみつ系のねっとりした甘さが、食べ終わっても後まで残るくらい強い甘味。少々柔らかめながらも、滑らかな舌触りで、コクもある。

J:宮崎 修一さん(丸新梨園
なび子評/フルーティで爽やかながらも強い甘さ。滑らか且つ程よい食感、みずみずしくもコクがしっかり。

K:山崎 典正さん(まるきん梨園)
なび子評/砂糖系のすっきりした後に残らない、それでいて力強い甘さ。シャリ感がありつつコクもある。梨らしい心地良い歯ごたえ。

どの梨も、食べてみたくなるでしょう???
こんな中からひとつを選ぶんですから、本当にどの品が選ばれても文句ないくらいなのですが、見事MVPに輝いたのが、Kの梨を出品した山崎 典正さん(39)でした!!

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↑ 皆さん、心からの拍手喝采!山崎さんも取材陣に囲まれて、一躍時の人に!!

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↑ 「研究部メンバーで最年長なので、面目が立って嬉しいです!」とコメントされる山崎さん。梨園マップではまだ直売所めぐりが出来ていないんですよねー、まるきん梨園さんには今年ぜひ足を運ばせていただかなきゃ!

周りの研究部メンバーの皆さんも、早速ご自身の梨づくりにどう生かすか考えていらっしゃいました。
『受賞者の良い部分について、自分の梨にも同じ良い面があればそれを伸ばしていくことをまず一番に考えていきたいと思っています。技術交換会自体は今までも年に数回ありましたが、今回食味をした結果を踏まえて、どの梨の技術について詳しく参考にさせてもらいたいかの良い目安にもなりました。』

一方で、今回は幸水梨を対象にしていましたが、豊水梨でもやってみたい!という声もちらほら。
『豊水のほうが、もっと味に差が出てくるはず。糖度も幸水より高いし、コクや旨味も大きな差が付きやすいのが豊水。今回は幸水自体が8月20日前後が最盛期だから、出品するにはちょっと時期が早かったこともあるし、来年以降の開催についてもまたじっくり検討しなければ。』

皆さんの声になるほどー!と耳を傾けておりましたら、なんとサプライズプレゼントが・・・。

『今回消費者代表としてご参加いただいたなび子さんに、研究部メンバーから梨のプレゼントを差し上げたいと思います!』

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↑ うっひゃー!!!嬉しすぎです!!!有難うございます!!

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↑ 箱の中には幸水だけではなく、築水やなつひかりなど珍しい品種も。しかも生産者のお名前までシールに貼ってあるし!!これで私、「ひとりN-1グランプリ」開催しますわ!

最後の最後に、今回出品されたA〜Nの全14点の梨について、生産者名と「美味しい梨づくりに必要なことは何ですか?」という質問の回答が記載された一枚が配布されました。
これもある意味サプライズ・・・。
先ほどメモしてきた梨の評価と照らし合わせれば、そのうちひとつが「自分の梨」へ向けたコメントになっているわけです。その結果が良くても悪くても、どこを軌道修正すれば良いのか自己判断できる、またと無い貴重な機会となりました。

結果に正面から向き合うことは、大変厳しくもあるけれども、とても有意義なイベントでした!
来年の開催に向けて、より一層美味しい梨づくりに励まれることと思います。
八千代の梨が市内はもちろん、全国にこの美味しさが伝わるよう微力ながら私も梨マップづくり、頑張りまーす!!

【今回の出品者一覧】
※美味しい梨づくりに必要なことは何ですか?の回答も付けました。皆さん梨づくりに大変まじめに向き合って努力されています!14名のうち10か所はもう現時点で回っていましたが、それぞれの美味しさがあるので、私はそうはいってもやっぱり“どれが一番?”と聞かれても、比べられないんですけれどねー・・・。

★宮崎 貴文さん(マル文 豊梨園
 ⇒日当たりを良くする。しっかり受粉し、早めの摘果で大玉をつくる。
★綱島 弘光さん(マル乃 綱島梨園
 ⇒土づくり(鶏ふん堆肥)
★宮崎 真一郎さん(丸勘梨園
 ⇒基本技術を行ったうえで、畑が本来持っている土性を生かす。
★綱島 祐介さん(梨園 またべー
 ⇒土づくり(貝殻などのミネラル)
★周郷 崇さん(周郷梨園
 ⇒日当たりを良くする。
★加藤 孝一さん(まる三 興梨園)
 ⇒土づくり(もみ殻雑穀堆肥)
★白井 靖嗣さん(果秀園
 ⇒樹勢。堆肥は使わずに有機配合肥料を使う。
★綱島 洋平さん(丸富梨園
 ⇒日当たりを良くする。
★山田 貴弘さん(山田梨園)
 ⇒土づくり(牛ふんもみ殻堆肥)
★宮崎 修一さん(丸新梨園
 ⇒日当たりを良くする。土づくり(馬ふんワラ堆肥)
★山崎 典正さん(まるきん梨園)
 ⇒病気を出さない。土づくり(馬ふんワラ堆肥)
★山崎 宏洋さん(山崎園
 ⇒日当たりを良くする。土づくり(牛ふんもみ殻堆肥)
★宮崎 徹さん(マルト梨園
 ⇒土づくり
★齋藤 裕之さん(齋藤農園)
 ⇒収穫時期を見極めて、完熟させてから収穫する。

〔関連ページ〕八千代ナビ!八千代の梨園マップ
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2010年09月21日

平成22年度 梨(豊水)の共進会で八千代市長賞受賞農家に行ってきました!

去る9月7日(火)に、今年も緑が丘イオンショッピングセンターで梨の共進会が行われました。
八千代市内にある梨農家の大多数が参加するので、いわばこの共進会は八千代の梨が一堂に会す貴重な機会!普段は直売所へ点々としなければならない私達も、この日は各生産者の思いのこもった梨をイオンで拝見することができるという、梨好きならずともかなり興味深いイベントなわけです。見るだけではなく、審査終了後は格安な価格で新鮮な梨を購入出来るということもあって、アゼリア広場は毎回大賑わい!

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さて、その共進会で今年の八千代市長賞を見事受賞された梨園「果秀園(かしゅうえん)」さんにお話を伺ってきました!
果秀園さんは、平成18年度、19年度と八千代市長賞を2年連続受賞されていて、2年ぶりの受賞に生産者の白井良夫さんも奥様も大変喜んでいらっしゃいました。
⇒前回受賞時の共進会レポートはこちら

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『共進会では自分たちが最高の出来栄えだ!と思う梨を一箱に詰めて出品するんですが、全く同じ味わいの梨を箱に並べるということは出来ません。同じ木に生っているものでも、甘さや風味が中には劣るものだってありますからね。箱の中から無作為に選んだ梨が審査されるので、たまたま劣った梨が選ばれてしまえばそれまでです。こうして受賞できるというのは運もかなりあると思いますが、それでも日頃から梨作りに励んでいる結果をこうして認めていただけるというのは、大変嬉しいものです。』

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↑ 平成18年度、19年度の板はご自宅にあるそう。お店には今回受賞された22年度のものが飾られています。賞状は店内にあるのですが、とにかく様々な賞を受賞されている果秀園さんなだけに、それを探すのも一苦労なほど!

例年だとそろそろ豊水も終盤で、早いところだと新高が出始める頃ですが、今年は幸水・豊水と10日ほど収穫がずれ込んできているので、まだまだ美味しい豊水が味わえるんです。白井さんの豊水もついこの前の週末に買いに行きましたが、果肉にしっかりシャリ感があってとにかく甘い!!普通は芯近くがかなり酸味の強い豊水ですが、幸水のように浅めに芯を取り除いても全然気にならないくらいです。
そして白井さんの豊水は、とにかく果肉の滑らかさが半端ない!
『幸水は芯に酸味がないから好まれるけれど、私は豊水が好きだね。同じ甘さでも味があるよ、豊水のほうが。』と白井さんは豊水派。

私もスーパーの梨しか知らなかったときは、酸味の強い豊水は苦手でしたが、やっぱり直売所の熟してからもいだ梨には単なる酸味じゃなくて、梨にコクがあって酸味も単に酸っぱいわけではないんですよね。
我が家では、なび夫さんは幸水派、私となび息子は豊水派です。
丁度遊びに来ていた親戚に一袋お土産で渡したのですが、こんなに甘くてみずみずしい梨は初めて食べた!と絶賛していました。
間もなくシーズンが終わってしまう豊水ですが、ぜひお早めにお試しあれ!

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●果秀園(かしゅうえん) 047-450-3212
千葉県八千代市島田台728-2(地図
【営業時間】9:30〜18:00(売り切れ次第終了)
【お店レポート】http://yachiyonavishop.seesaa.net/article/50925223.html
※八千代ナビ!八千代の梨園マップはこちら⇒http://www.yachiyonavi.com/nashi.html
〔関連レポート〕
2007年09月01日 緑が丘イオンの梨共進会へ行ってきました!
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2010年04月06日

2/25ベジフルナインのイベントに参加してきました!

すみません、何だか3月は何かと行事が多かった上に急な予定が入ったり、なび次男の夜鳴き復活で作業時間が全然取れなくなってしまったり、日中はなび息子たちのお遊びに付き合ったりで、あ!っという間に過ぎ去ってしまい・・・気付けばもう4月なんですけど、遅ればせながら2月末に行ってきたベジフルナインさんの新鮮野菜販売&餅つきイベントをご紹介しまーす!
⇒このイベントに行ってきました!
2010年02月16日 2/25開催!ベジフルナインの新鮮野菜&つきたて餅販売イベント


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“ベジフルナイン”さんは八千代市内農家の青年部の方々9名が集まって出来た団体で、ぜひ自分たちが心を込めて作った野菜たちを届けたい!食べてもらいたい!という思いから、ときどきこうして市内各地でイベントを開催されています。

当日は2月末とは思えないほど陽気もぽかぽかで、天候に恵まれる中準備が着々と進められました。場所は緑が丘駅北口を出てすぐのバスターミナル前ということもあって、目の前を通る方は何が始まるのかと一様に気になっている様子です。「つきたてのお餅は11時過ぎ頃に出来上がりますからねー!」という声に、じゃあまたここへ寄っていくわ!なんていうお客さんまで。
やっぱり“つきたて餅”の言葉には、みんな弱いみたいですねー。

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↑ 「まちの駅 八千代緑が丘店」の店頭をお借りしてイベントを実施。実はまちの駅に卸している八千代市内の農家さんは、3名ともベジフルナインの一員!

もち米の準備が出来るまでは、ベジフルナインの皆さんが栽培した自家製野菜をアピール。どれも朝収穫したばかりの新鮮なものばかりで、普段スーパーで見かけるものより一回りは大きいし、色合いも鮮やかでみずみずしさが食べなくても伝わってくるほどです。
そんな野菜や100円だの130円だので売られているんだもの!今晩の献立を変更してでも買わずにはいられません。

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↑ まちの駅で普段は置かない、ロータリーから見える場所に野菜がズラリと並びます。

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↑ 丸のままの紫キャベツって、あまり見かけることがないかも。かぶもそのままかじりつきたいほど!

テーブルなどのセッティングもすっかり完了して、あとは餅米が炊き上がるのを待つばかり。若干予定より遅れ気味ながらも、11時にはふっくらと蒸しあがりまして、待ってました!とばかりにお米をチェック。

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ちなみにこのお米も、ベジフルナインの一員であり、まちの駅へ卸している農家さんのひとりでもある飯島さんが作ったもち米を100%使用したもの。少し自動餅つき機にかけてから、いよいよ臼に投入です。

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丁度お昼前でお腹も空いてきた頃。漂ってくるお雑煮の香りがたまりません!
珍しい餅つきの様子に、人も自然と集まってきました。

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↑ お雑煮の具になっている小松菜も、もちろんベジフルナインさんの採れたて野菜!からみ餅用の大根も同じく。

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↑ 幼稚園帰りのお子さんも集まって、賑やかにぺったんぺったん!

出来上がったつきたて餅!私はお雑煮でいただきました。
大きなかたまりが2個、この一杯ですっかりお昼ご飯になりそうです。
とにかく100%もち米で出来た餅は、風味が豊かで伸びがいい!あっという間に一回戦分のお餅が売れていきまして、息つく間もなく次から次へと餅をついていくベジフルナインさんでした。

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ここまちの駅では、いつでもベジフルナインさんが心をこめて作った野菜などを手にすることが出来るので、ぜひ訪れてみては?
⇒お店レポートはこちら
2010年03月25日 まちの駅 八千代緑が丘店


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2009年07月29日

マナオピリのイベントへ行ってきました!

先日7月26日(日)に、ゆりのき通り近くにあるハワイアンヒーリングサロン「マナオピリ」で開催された癒しのイベント「カピリナ」に行ってきました!
早耳情報はこちら→7/26開催!癒しのイベント「KAPILINA(カピリナ)」

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早耳情報では毎回ご紹介していましたが、実際に行くのは1回目以来(→その様子はこちら)です。
14時半から行われるフラ披露に合わせて、ちらっとのぞきにいってきました。当日は夏らしさ溢れる天気で、少し風はありましたが逆にそれが心地良くて外でのイベントにはピッタリ!

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↑ゆりのき通りにはこんな看板も。うーん、生ビールに惹かれる!

1回目のときはレッスン場がメイン会場のようになっていましたが、今回は駐車場に大きなテントが2つもセットされていて、下には簡易テーブルまで!すっかりこの一角だけお祭りムード満載です。

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丁度午後のフラが始まるところで、まずは2曲ほど続けて披露されました。こうして踊っているのはマナオピリさんのスタッフの方だったり、フラ教室に通われている生徒さんだったりするのですが、皆さん本当にプロかと見紛うほどに笑顔が素敵で見ていて癒されます・・・。

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ウクレレを弾きながら歌っているのが、マナオピリの女性オーナー!
フラ教室やウクレレなどの講師もこちらで行っていらっしゃる多才なオーナーですが、歌声が本当に独特でキレイ。途中、歌だけを披露するつもりが、その曲のフラを踊れるという方が参加してくれたようで、普段着のまま数人が舞台へ!

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さらに、フラが踊れないお客さんにも簡単な振り付けを紹介して、皆さんが一緒に楽しむ様子も。さすがハワイアンイベント!その場にいるだけで、何となく気持ちまで異国気分に・・・。

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次々とフラが披露されていたのですが、その合間に少しお隣りにある各ブースの様子も見てきました。
今回は7つのブースのほか、今まで開催されてきたイベントを中心とした写真の展示、また落語家の滝川鯉之助氏と沖縄漫談のルンルン金城氏による演芸披露などが企画されています。
ハワイアン小物や天然石などの販売ブースは、当日誰でも購入することができますが、そのほかの占いやロミロミなどのヒーリング、ネイルといったブースは全て予約制!

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↑この占いは、いつか一度体験してみたいなぁと思っているんですが・・・。こういう機会なら気軽にチャレンジできそうだわ!

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↑爪を傷めないと人気のカルジェルやラメグラデーションで仕上げてもらえるネイルも、通常10,000円がこのイベントだと半額の5,000円で!
ハンドトリートメントも付いたアロマ・リーディングなども特別価格の3,000円で体験できます。
やっぱり予約してひとつチャレンジしてみればよかった・・・。

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↑天然石って、その人に合ったものがあるらしい。販売している方はその道のプロなので、普通にショッピングするだけでなく相談しながら選べるのもこのイベントの良さ!

再び外のイベント会場へ戻ってみたら、今度は男性によるフラが始まってました!女性のイメージが強いフラですが、もともとは男性が踊るものだったそう。
男の人があのフラの動きを!?と、やや誤解していた私。実際にはゆったりした印象はなく、力強さが前面に出ている踊りになっていまして、“あのフラ”とは全く別物のようでした。

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この後もさらに別の曲が始まり、女性のフラに合わせてゆったりとした時間が過ぎていきました。
私はそのあと予定があったので、結局最後までは見ることが出来ませんでしたが、それでも1時間近くは楽しませていただきました!

帰り際、つい口ずさみたくなってしまったのが、この合言葉。

『八千代の「八(や)」は、ハワイの「ハ」!』

マナオピリさんがこの一角に移転した際、このようなお話をなさっていたんです。
『八千代には色々なハワイ関連のお店がたくさんあるんです。その皆さんが協力してくださって、ロミロミだけではなくフラやウクレレなど様々なおけいこも出来る複合的なショップを立ち上げる機会を得ることができました。今後も“八千代市のハワイアンショップ”として、皆さんが気軽に楽しんでいただけるような一角に育てていきたいと考えています。』
そんな思いから生まれたのが、この合言葉だとか。
八千代の皆さんに親しんでもらえるイベントに育っていって欲しい!という願いも込めて、マナオピリさんでは“カピリナ”が開催されるたびに広めているとか。
イベントも4回目ともなると、この合言葉にいつの間にかフリまで付いていました!

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↑手をハの字にして、足もちょっと曲げて・・・って、ナハ?

次回のイベントは、もう日程が決まっていて来年4月29日を予定しているそうです。
なかなか普段体験できないようなブースも沢山あって、思い切って参加してみると新しい世界が広がりそうなこのイベント。次回こそは、何か予約してチャレンジしてみたいわ!

●ハワイアンヒーリングサロン マナオピリ 047-486-7914
開催場所/千葉県八千代市ゆりのき台4-8-1(地図)東葉高速鉄道“八千代中央駅”から徒歩2分
駐車場/有り(イベント当日は無し・周辺にコインパーキング有り)
※マナオピリのホームページ/http://www.manaopili.com/index.html

〔関連レポート〕
2008年06月10日 マナオピリ特別企画イベント「カピリナ」に行ってきました!
2008年10月3日 ハワイアンヒーリングサロン「マナオピリ」
2008年10月3日 ネイルサロン「Olive Nail」でペディキュア体験!
2008年04月29日 癒しの踊り!フラに初チャレンジ
2008年03月27日 激カワ!フラドールづくりにチャレンジ!
2008年11月18日 ハワイアンカフェ Punaluu(プナルウ)
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